人気ブログランキング |

女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

archiasami.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:読書( 31 )

「死にがいを求めて生きているの」を読んだ

e0147990_15365951.jpg

前田一洋 堀北雄介 南水智也 三人の小学校の同級生が大学卒業する頃までの時間軸に沿って進む 群像劇

文芸誌「小説BOC」の創刊にあたり 8組9名の作家によって紡がれた「螺旋プロジェクト(ふたつの一族が対立する歴史を書いた競作企画)」
の一作

題名の通り 生きざま について 掘り下げることがテーマであり 本当に丁寧に書かれていて、感心した。

若者が抱いている漠然とした 生きる事への不安 を三人が成長する過程で 交わり離れることで あらわにしていく様は 分かりやすく 共感できる

もしかしたら 定年間近の私たち年代でも 持っている 大事なテーマなのかも って思った。

生きていく事の意味を探すことは それほど 人を 迷わせ 悩ませるものなのだ。

生きがいを見つけられずに それを 死にがい と置き換えて考えてしまうほどに・・・

構成が 村上春樹の1Q84に似ていて 時間軸がピンポイントで進むのも面白い→パラレルワールドではないけど

文章が平易で 一気に読めるので 秋の夜長 に お薦め



ZZZ



by asaasa-archi | 2019-10-05 15:36 | 読書

「小説源氏物語」林真理子著 を読んだ。 

e0147990_22331475.jpg

宇治10帖と呼ばれる 光源氏死後の源氏物語3部 の林真理子作品

さすが 林真理子。面白い‼️

現代風の感性で書かれているので読みやすいし 薫 匂宮 浮舟の三角関係がドラマチックだ

それにしても 男女の恋愛に絞って進む物語は ピュアを通り越して コア感が半端ない。

一気に読めるので 秋の夜長にピッチだし 私はシャンソンを聴きながら読んだら ベストマッチだった

お薦めです。




ZZZ

by asaasa-archi | 2019-10-02 22:13 | 読書

「西洋絵画の巨匠」シリーズ を紹介します

中高校生 絵画を一から勉強したい方向けに 最適な本です

小学館で出している 「西洋絵画の巨匠」シリーズ です

e0147990_18112821.jpg

なんといっても 構成が素晴らしい

まずは 自画像を紹介しています

e0147990_18123590.jpg

自画像というのは 画家にとっての最大の課題ですので重要なんですね❗

つぎに 生い立ちから時系列で紹介しています

e0147990_18140654.jpg

いかにピカソが 若年時代から 才能を開花させていたかがわかります

青の時代 バラ色の時代 キュピズム時代 

そしてその解説も詳しくしてくれています

e0147990_18165544.jpg

つぎに、家族の肖像

e0147990_18175510.jpg

ピカソにとっては家族の肖像は大きな意味を持っています

夫人 子供はたくさんいましたからね。笑

次は 第二次世界大戦にはさまれた20年間の作品

シュールレアリズムの、大成です

e0147990_18194135.jpg

もちろん ゲルニカも あります

年表もついています

e0147990_18220342.jpg

このシリーズはすべて 見たいですね

e0147990_18223805.jpg

以上 絵画の世界 でした。



これからの季節 秋の夜長 是非 勉強してみてくださいね



ZZZ


 
 

by asaasa-archi | 2019-09-08 18:08 | 読書

「ベルリンは晴れているか」を読んだ。

e0147990_22455644.jpg

2カ月待ちましたが、やっと 昨日 図書館から連絡がきて、本日

面白くて、一気に 読んでしまいました。

日本人なのに、よくここまで、戦中戦後のベルリンの様子を 

細かく描写できたなと、感心しました。

構成は、2部ですが、各章交互に戦中 戦後に分けてあり、ストーリーにも躍動感 緊張感が溢れて、推理小説のような謎解きもある❗

テーマは 戦争の理不尽さや悲惨さなのですが、主人公の少女の目線を通すことにより、より現実味を帯びた説得力に溢れている。

お薦めの小説です。

Zzz


by asaasa-archi | 2019-03-15 22:45 | 読書

「いのちの証言」を読んで

e0147990_20481955.jpg

最近は、老眼で読書もままならなかったけれど、友人がFacebookで紹介しているのを見て 図書館ですぐに借りてみました。

ナチス ユダヤ人受難の時代に生きた人々を 丁寧に取材して書き上げた作品

淡々と語る人々の、言葉の間から読み取れる、苦しみがよく理解できた。

ナチスが法律によって(法律を作って)ジリジリと、ユダヤ人を追い詰めていったことが解りやすく 時系列に書いているので、とても読みやすい。

お薦めの逸品です。




Zzz

by asaasa-archi | 2017-06-13 20:47 | 読書

アラフォー・アラフィフに捧げる本

今日は久々に、アラフォー・アラフィフにもってこいの 本を紹介します。

角田光代の短編小説集「ドラママチ」

e0147990_23241176.jpg


いろんなものを待っている女性たちを書いた小説なのである。

私たちくらいの年齢になると、自分から進むべきときもあるが、待っているような時間もある。

多分それは、若いときにはない人生の知恵のようなものかもしれないし、自分ではどうしようもないようなものは、待つほうが良い場合もあることを知っている のかもしれない。

それは「進む」よりもはるかに忍耐の要るものであるし、確かにその悶々とした感覚を楽しむすべも持ち合わせている。


秋の夜長には、ぴったりで、軽く読めるが、読み終わったあとの感慨は重いかもしれない・・・











ホームページをご覧ください。

e0147990_23292487.jpg



↓クリックは絶対にしてね!
にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ
にほんブログ村


zzz
by asaasa-archi | 2011-10-23 23:31 | 読書

これも 癒しですか・・・

ワタシのところに、年に何回か無料でおくられてくる、雑誌がこれ。

e0147990_23204458.jpg


高級な旅 とか 高級なバッグ とか 素敵な家 とか とにかく 高級すぎるもの つまり非日常のかたまりのようなモノをかき集めて、編集した女性向けの雑誌なのだ。

まぁ、ただで見られるので、いつもパラパラとページをめくっているうちに、ついつい引き込まれて 出るのはため息ばかり・・・

で、あまりにすごいものがあったので、皆様に紹介します~

ルイ・ヴィトンの宝石

e0147990_232495.jpg


左が 7千9百万円 右が 1億7百万円 だそうーですー

なんじゃ!!それ!!

と思わないで、見てやってくださいまし~

買うとか買わないとかいうレベルで見ると、アホくさっ!ってなるので、美術品を見るがごとく です・・

すごい、輝き~

これも、癒しですかね=




ホームページをご覧ください。


↓クリックで応援してね。
にほんブログ村 住まいブログ 女性建築士へ
にほんブログ村


ZZZ
by asaasa-archi | 2011-08-29 23:29 | 読書

苦役列車 西村賢太著 を読んだ。

芥川賞選評で島田雅彦氏がドフトエフスキーの「地下室の手記」の主人公を彷彿させると書いていたが、私もドフトエフスキーの作品がちょっと頭を過ぎってしまった。

そのくらい、全体の重く、どす黒い描写がしつこいくらいに、口の中にべたべたと残る感触がした。

主人公 貫多 の社会の底辺に生きながらも気持ちのエネルギーがマグマのように地中にどろどろと渦巻くようなさまが手に取るようにわかる。
食欲と性欲だけを満たすために働く貫多が人足の仕事で、同年代の若者と触れ合い擬似的友情を抱いたりもするが、やがて生い立ちや生活の違いから、離れていく。

日雇人足というある意味、劣悪な職場環境になかでも、階級が存在し、毎日真面目に働くものは、肉体的に楽な仕事に廻され、昼食の待遇も差別される。
ただ毎日真面目に働けば階級が上がることも知りながら、真面目に働けない貫多が、その階級差別に苛まれるという理不尽さが、しごく人間らしくかえって読み手が安心感をうる

実力は文句ないが、アナクロニズム的作風が、逆にこの実力を押し隠す。
貧困、差別、無能、あられもない性描写などの具材が大鍋で煮えたぎるようである。

貫多と日下部くんとの交流はおもしろく、日下部くんの人物像もよく書けている。
ただ、これもテーマは何かと聞かれると、ちょっと考えてしまう。

作者は「私小説書き」と自身を定義づけているので、作者の在りし日の青春の一部分といえなくもないが、私は題材は確かに自身に起こったことであろうが、もう少し第三者的に貫多の深い部分の精神に入り込み、観察し、分析しおえてから、書き込んでいるのではないかと思った。

力強く確固たる文章がそれを物語っている。

「きことわ」は転調を繰り返すバイオリンソロのような音楽だと思ったが、これは人間の生と欲の解剖だと思った。
by asaasa-archi | 2011-03-08 16:26 | 読書

きことわ 朝吹真理子著  を読んだ。

すごい作品だ。

文章がまるで音を奏でているかのごとく空間をゆらゆらと浮遊しながら、しかも旋律を隠しもっている。
先日読んだ「ノルウェイの森」が美しい絵画のようだと思ったが、これは音楽のようだ。
しかも、この音楽は時間軸をゆらゆらとさまよう。

天才とも言うべき表現力もさることながら、この25年前の時と現在の入れ替わりがあまりにもにスムーズで官能的だと感じた。

貴子(きこ)と永遠子(とわこ)の二人が25年前に過ごした葉山の別荘での1日と現在の1日の出来事が書かれているのだが、根底には誰にも平等でしかも一定の速度を持ちながら均等に流れていく時間という概念をみごとに覆して、あざ笑うがごとく転調を繰り返していく。

現在のふたりがカップラーメンの3分を待つくだりにこれが言い表されている。

「一口に3分といっても、カップラーメンを待つ、風が吹きすさぶ早朝に電車を待つといった3分間は長く感じられる。公衆電話の3分10円は会話する相手によりけりだけれど、ウルトラマンは3分あればじゅうぶんすぎる。時間というのは、とき過ぎてゆくようであり、いつも同じ尺で流れてゆかない。」

25年前の1日と現在の1日の二日間をこのような同じ長さでない時間で結びつけバイオリンソロの音色で表現している。

貴子と永遠子の人物もていねいに書かれている。
お互いにおかれた境遇の違いやら、家族に対する感情の区別も正確だ。
貴子の母の春子や貴子の叔父の和雄の関わり方も洗練されている。
多少、抽象画のようなぼかされたテーマが気にはなった。

次回はテーマを掲げ、こういう手法で小説を書いてほしいと思った。
by asaasa-archi | 2011-03-07 16:33 | 読書

本日のおすすめ本とおすすめ料理

先日「直木賞」を受賞した 今一番タイムリーな作家 道尾秀介の「向日葵の咲かない夏」

e0147990_18121316.jpg


文章表現が写実的で豊かで深みがある。
どんどん読みたくなる作家だ。
いやぁ~さすがですね~直木賞作家だけはある。

先日ヒロのkagerouを立ち読みして、悲しくなった気分なおしには最適だ。
同じ受賞作でも、三ツ星レストランの料理と、学校の給食ほどの差があるなぁ~





で、学校給食並の見栄えだったが、本日「炊飯器でつくるキッシュ風ホットケーキ」をご紹介します。

e0147990_18203959.jpg

じゃがいも(少々チンしておく)、たまねぎ、ベーコン、とろけるチーズ、コーンです。

e0147990_18223728.jpg

これにホットケーキミックス+卵+水+塩コショウを投入し、炊飯器でフツウに炊く

e0147990_18234384.jpg

休日の朝食にぴったりのキッシュ風ブランチになる。
見栄えがいまいちですみません~が、おすすめの味になりました~
だまされたと思って、作ってみてくだせ=ませ=

リニューアルしたホームページをご覧ください。





ほほほ
by asaasa-archi | 2011-02-16 18:27 | 読書