女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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2012年 11月 30日 ( 1 )

夢のかなえ方

ワタシは、建築というひとつの仕事を全う(まっとう)しつつある。

でも、「夢をかなえた」のかといえば、決してそうではない。

ワタシは大学で建築科を選んだときも、卒業して建築事務所にはいったときでも、自分の夢は建築家になることではなかったからだ。

ただ、漠然と、というか、漫然と、というか その程度気持ちでしかなかった。
生きる糧 の手段として、ただ流されるままに就職した。

ワタシは大学生活の一貫として、アルバイトに精を出し、そのアルバイト先がデザイン事務所で、そこで、やらせてもらった仕事を卒なくこなし、一流の会社であったが、なんなく就職もOKをくださって、それでもそこにはいかず、実家に戻り地元の建築事務所に入ったという、流されっぱなしのいきさつだった。

そこでも、情熱をそそいだわけでもなく、適当に卒なく仕事をこなしていただけで、特に魅力も感じていなかった。

独身時代は遊びほーけて、洋服と旅行にお金がかかったので、仕事はつづけなければならない事情があった。
だから、何度か会社は変わったが、建築の仕事は続けていた。

二級建築士は、24歳、挑戦二回目で独学で取った。
一級建築士は、26歳、挑戦一回目で、独学で取った。
(遊びにお金がかかっていたので、高額の建築士免許予備校に行く金がなかった)

これも、なんとなく取っただけで、それほど欲しかったわけではなかった。
が、これが幸いして、何回かの転職をしたが、就職試験で落ちたことは一度もなかった。

だが、結婚して出産してワタシの心に転機が訪れた。

仕事に欲がでてきた。
仕事をし始めてから10年経って、仕事が面白くなってきたのだった。

そしてそれからは、この仕事を全うすることが夢と変わった。

本当の夢なんて、そんじょそこいらに転がっているわけではない。
簡単に見つかるようなところにあるわけではない。

何年も何十年もかかって見つかるようにできている。
そしてそれは、自分の心の奥底にある。

本当の夢は人生の大半を使って かなえる ようにできている。

毎日の仕事を地道にこなし、平坦な道、山道、雨降る時でも、風吹く時でも、真夏の暑さにも耐え、豪雪の中を歩み、やっと見つかるものだと思っている。

mysonが、やりたいことをみつけるために、日本中を歩きたいと言っていた。
福島にも行きたいと言っていた。

歩くのは大賛成で、これから長い人生で役に立つこともあるであろう。
今まで部活ばかりやってきて、ほとんど旅行もしてなかったから、それもいいだろう。
そのためのお金は貯めたらしい。

でも、はっきりいっておく。

やりたいことは、そんなことでは見つからない。
夢だって、みつからない。

旅行や放浪で、自分の夢はみつからない。

長い長い地道な努力の末にしか手に入らないものなのだ。



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zzz
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by asaasa-archi | 2012-11-30 00:56 | 思うこと