各大学がものすごく実力をつけているので、群雄割拠というべきホントの戦国駅伝となった。
柏原くんは相変わらず山登りにかけては、天下一品なのだが、今年は
彼が天才ではなく、努力のヒトであることがわかり、なんだか人間らしくてより感動した。
彼は、1.2年と山登りの快走を続けたが、去年からスランプに陥りこれを精神力(忍耐)で克服してきたし、このスランプを陸上部みんなで心配し、励ましあってきた。
このように、
人間の力の限界に挑戦するような偉業をなしとげるのには、精神力の鍛錬はかかせない。
この鍛錬で若者は成長していくということが実証された。
同じように早稲田大学の選手も死に物狂いの練習を積み重ねてきたのだろう。
これは、他の大学も同じである。
激戦で最後まで優勝校がわからず、はらはらどきどきする試合の流れは最高だった。
出場校が固定化せずに、運と努力で勝ち取るというシード校制もなかなかよい。
それにしても今年の早稲田は破竹の勢いであった。
それぞれの選手がそれぞれの役割を自覚し、責任をもつという姿勢には本当に心打たれるし、自分への励ましともなる。
6区の選手はころんでもすぐに立ち上がり、最後まで力走したのには、感動したし、5区でも柏原くんに抜かれても、なるべく距離を広げられないように戦った姿にも心打たれた。
早稲田の地道な努力に敬意を表したい。
國學院大學のシード獲得や、拓殖大学の奮闘にもエールを送ろう。
ワタシの母校がもし、ここに出場していたのならば、絶対に、2日は箱根、3日は大手町に行っていただろうと思うと、スポーツとは縁のない大学だったことが、ちょっぴり残念なのである。