二日目
my sonはきれい好きなので、故郷の母親がアパートを訪れても、それほど掃除するようなことはない。
この日はお昼頃まで寝ていたmy sonをやっと起こし、二人で原宿に遊びにいった。
さみ~(寒い)
確かに、ポカポカ陽気だった昨日と比べて今日はさみ~のだ。
「オレさ~ジーパンと、靴下と、靴がほしい~」
成城から小田急線で代々木上原乗換えで、明治神宮前で降り立ったワタシたちは、駅前にそびえるGAPに入った。
こんなの30年前には、なかったぞ!
すごいぞ!
店員さんも、みなイケテルし~
さみ~さみ~とさんざん文句を言っていたmy sonだったが、新しいジーパンと靴下とパーカーを買ってもらったせいか、見る見るうちにゴキゲンになっていった。
「東京っちゅ~とこは、やっぱ金ないとダメだぜ~」
「パチンコやってる金があるんだったら、服買いなさい!」
「オレさ~もうパチンコほとんどやってないぜ!」
「へぇ~そうなんだ。」
「今日は絶対に勝つぞ的に行くと必ず負けるんだな~これが、で、友達に誘われて、まぁ千円だけやるか~的だと、勝つんだなぁ~だから、ばかばかしくなってきた~」
「おぉ~~」
my sonよ!よくぞ、2ヶ月で、パチから抜け出してくれた~よかった~
と、気をよくしたワタシは、「千疋屋パーラー」が目の前に現れて、「じゃぁ、一発ここで、フルーツでも食べちゃう?」と、my sonを伴って、入場してしまった。
た・高い~
「ねぇねぇ、
フルーツパフェが¥2100って書いてあるけど・・・」
「おぅ!きっと美味しいんじゃね~の」
そりゃ・うまいだろ!
逆にうまくなかったら、おかしいだろ!
っていうか、千疋屋だから、すんごいフルーツなんだろ!
アセアセになったワタシを尻目に my sonは
「どんなんか、食べてみたくねぇ?」とクールに言った。
お~お~人の金だと思って、さらっと言うねぇ~
「あのさ~きっとさ~フルーツがばりばり皿かなんかにモリモリで、ちょこっと生クリームとかが乗っかってる感じだと思うんだ~」
「お~お~きっとそうだぜ!オレ絶対食べてみたくなったぜ!」
「じゃぁさ~二人で1コってのはどう?」
「絶対、ムリ」
というわけで、風花舞う、寒い表参道をガラス越に見ながら、私たちは¥2100のフルーツパフェを2個食べたのであった。
(当然ながら、ブログ用写メは撮り忘れましたでござる)