若者が走る姿はなんて美しいのだろうか・・・
あるときは紅葉の山を走り、あるときは朝もやのアスファルトを走り、あるときは夏の夜の高原を走る。
箱根駅伝は長距離選手にとって、最高のあこがれだ。
努力と感動の歴史が幾重にもかさなりあっている栄光の舞台である。
無名のものたち10人が箱根駅伝を目指し、予選会を通過し、本選に挑む物語だ。
作中で主人公のハイジが「短距離は才能の比重が大きいが、長距離は才能と努力の天秤で努力が重いスポーツだ。」と言っていた。
10人それぞれの個性も十分に表現されていたし、カケルやハイジたちの友情も細かく描写されていた。
「平遣都くん」の走りは本物の長距離選手さながらだ。
「小出恵介くん」ってあんなにカッコよかったんだ~
やたらにイケメンを揃えないところが、とってもリアルで、昔の貧乏学生っぽいところも共感できた。
予選会や本選のようすも本物さながらでびっくりした。
ていねいにつくってある。
本選のそれぞれ10人の走りをもう少し細かく撮ってほしかったが、2時間弱ではムリだったのだろう。
さわやかに感動した。
息子も今日、甲南大学とフィールドホッケーの試合に神戸に行ったが、正装の紺ブレの胸には、成城大学のエンブレムが輝き、since1929 の誇りがちょっぴり重たいであろう・・・
若者がスポーツに燃える姿は希望でまぶしく美しいものだ・・・