女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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アテンションプリーズ

ちょっと前にTV放映された上戸彩の「アテンションプリーズ」ではない。

昭和45年に放映された紀比呂子の「アテンションプリーズ」のお話だ。

学校の先生が「海外に行ったことある人~」と言って手をあげた人は皆無だった時代の話だ。
「ではお父さんかお母さんが行った事ある人~」と聞きなおしてやっと、一人だけ手を上げた子供がいた。
もちろん1ドルが¥360の時代だ。

電話だってない家もたくさんあった。
このころ、父がやっと軽自動車の中古車を買った。
誇らしかった。

父は新しいものが好きで、アパート住まいだったが、この年カラーTVを買った。
隣のおじさんが見せてくれ といってきた。
新聞のTV欄にはカラー放送には「カラー」とわざわざ書いてあった。
静岡ではNHKと静岡放送しかなかったが、この年にテレビ静岡ができて、「ムーミン」が見れるようになった。

クラスには必ず鼻水をたらした子が一人はいた。

この年の大阪万博で、ワタシは初めて洋式便器というものを見たが、使い方がわからなかった。

そんな時代だった。

だから、JALのスチュワーデスなんて、夢の世界でしかなかった。
もちろんこのころはキャビンアテンダントなどとは言わなかった。

ほんとうに毎週楽しみでしかたなく、ワタシももうちょっと美人だったら、絶対にスチュワーデスになりたいと公言していただろうが、シャイなワタシはひとり密かにあこがれていた。

そして、40年後JALは破綻した。
まるで平家物語の「栄枯必衰の理を表す」そのものだ。
平家物語を持ち出したら、もう達観の境地に一気に到達してしまうので、よろしくないが、それでも「驕れる者は久しからずや」とつい口ずさんでしまう・・・

政府が公的資金(税金)を多額に投入して、すくいの手を差し伸べるらしいが、その必要が本当にあるのだろうかと思ってしまう。
栄枯必衰の理ならば、そのまま消滅するのが、望ましいのではないだろうか。
なにしろ、航空会社は大手はJALとANAの2社しかないが、もし、JALがなくなっても、必ず小さい航空会社が台頭してきて、群雄割拠することになるはずだ。

離島などのライフラインとしての航路はそういうところにまかせて、地方自治体もしくは政府が支援すればよい。
息も絶え絶えでしかも、魑魅魍魎が住むという旧態然としたJALにいまさら延命措置をする必要があるのだろうか。

航路は40年前と違って、あこがれの海外旅行の世界ではなくなり、ビジネスにかかせない交通手段になっている。
あこがれの美人のスチュワーデスの1/3はアルバイトになり、特別の職業ではなくなった。

確かに日本の成長とともに発展したJALだが、大きくなりすぎて破綻するのはビジネスの世界では当然のなりゆきで、憐憫の情でのみ救う理屈はなりたたない。

経済だって、今や戦国時代に突入した。
これが、歴史というもので、そういうふうにして、若返りと老いを繰り返すのが健全なのである。

その昔スチュワーデスは機内で何回も着替え、和服まで着た時代もあった。
ほのぼのとした話だ。
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by asaasa-archi | 2010-01-29 23:03 | 昔の話

Skip F Method House お披露目~

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メインのLDKです。ワタシのデジカメで撮ったので、全景がわかりにくいですね~
でもでも、今回は大河原建設さんで、ビシッと広角一眼レフカメラで撮ってもらったので、もっとイイ写真ができます~

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階段をシンプル&モダンにしたかったのですが、バッチリできました~

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寝室はレトロ系+モダン系

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これが、中二階の書斎です・

皆様こう、ご期待ください。

見学会は2月6.7日です~
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by asaasa-archi | 2010-01-27 23:20 | お仕事

セピア色の鶏の思い出

確か小学生の3年とか4年くらいだったような気がする。

「ひよこ欲しい人~」と理科の先生がみんなに聞いた。
みんなは我先にと手をあげた。
「ではじゃんけんで決めましょう。」と先生は言った。

ワタシは特に欲しいとは思っていなかったが、みんなが欲しいなら、もらったほうがイイのかととっさに思い、手を上げてしまった。
理科の授業で鶏の卵の孵化の実験後の出来事だった。

で、じゃんけんに勝ってしまった。
「いいなぁ~松浦さん!いいなぁ~」という羨望のまなざしのなか、1匹のひよこを家に持って帰ることになってしまった。
誰かに「そんなに欲しいならあげようか?」と言いさえすればよかったのだが、欲深いワタシはさもうれしそうに持ち帰った。

「おかあさん~ひよこを学校でもらってきたから、小屋つくって」
「え~ひ・ひよこ?」
「うん」

当時アパートに住んでいたワタシたちはベランダにそれらしき小屋を父がつくり、ひよこをいれた。
「卵産むかなぁ~」
「そ・そうねぇ・・・」
母はちょっといやそうだったが、卵を産むのなら的考えで、多分OKしたような気がした。

みるみるうちに、ひよこは鶏となり、オスである証のトサカがグングン大きくなっていった。
誰の眼にも、卵はムリだと気づきはじめた。

「まぁ、しょうがないよね。オスだろうが、メスだろうが、生き物なんだから」と父は言った。
「う・うん」

それだけならば、まぁよかったが、予想通りというか、予想もしなかったというか、その鶏は1日に何回も大きな声で鳴きだした。

コケッコッコー

朝な夕なにけたたましく鳴くその声は、「うるさい!」の一言であるのは間違いなかった。

「ねぇ、そろそろ学校の鳥小屋に帰してあげたらどうかなぁ~」と母が提案した。
「そうだよ、タロー(鶏をみなでこう呼んでいた)だって、ひとりでいるよりも、みんなといたいよ。」と父も言った。
「わかった」
ってことで、タローを日曜日に家族で学校に持っていった。

「バイバイ、タロー」
と言って、鳥小屋にはなしたとたん、他の鳥たちの一斉攻撃をタローが受けた。
縄張り意識というヤツだった。

「おとうさん。タローがいじめられているよ~」
「大丈夫、すぐ慣れるから・・・」
「そうよ、すぐに慣れるわ。」

と言いながら、みなで、そそくさと学校をあとにした。

鶏肉を調理するときに、何十回に一回くらいは、鳥小屋に置き去りにされたタローのあの寂しそうな顔を思い出す。

今日は、「鶏ぞうすい」だ・・・
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by asaasa-archi | 2010-01-26 18:19 | 昔の話

ダンボールに詰めた母のアイ

そ~いえば、「月1で食品を詰めて東京に送るのよ。」とこの前スーパーで会ったママ友が言っていた。

ホ・ほんと~か?
ワタシはそんなことしてもらった事はない。
で・でも一応my sonにメールしてみよ~

「米とか食品を送ろうか?欲しい?」

「欲しい!」

なんと、速攻 返事がきた。
お・おい、そんなに困っているのか?
えっ!仕送りはちゃんと人並みに送っていうだろ~

ダンボールに
米2kg  (はずせないだろ~)
シーチキンの缶詰3缶  (なにかと便利だ)
魚肉ソーセージ10本  (mysonがよくおやつに食べていた)
チーカマ10本  (同上)
スパゲッティー500g  (スパゲッティーはよく作るらしい)
ミートソースの素の缶詰  (具もないと困るだろ~)
あさりスパの缶詰  (同上)
乾燥うどん  (スパゲッティーばっかじゃ飽きるだろ~)
りんご2ケ  (一応デザートも入れとくか)
mysonが好きなLookチョコ
ガム  (よく食べてるよな~)
のど飴  (よく風邪をひくからな~)
ビスケット  (意味はないが、なんとなく)
を詰めた。

「お金ないの?」
「おぅ!最近、米しか食ってない。」
「なんで?」
「おぅ!ユジンにやられた。」
「ま・まさか、パチンコ冬のソナタ のユジンか?」
「おう!」

怒り心頭だ~

頭にきて、ダンボールを投げつけたかったが、重くて、無理だった・・・
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by asaasa-archi | 2010-01-25 17:45 | my son

レンタルビデオもまたいいもんだ

最近レンタルビデオしてないなぁ~と思ったとたん、ワタシはゲオに走った。

Biviで観たい映画はとりあえず「オーシャン」かなぁくらいだったのですが、時間もあわなかったという理由で、とりあえずワタシの選択肢はゲオしかなかったのだ。

ん~迷う~いくら¥100といっても、迷う~
とりあえず新作は高いので、準新作or旧作で選ぶのが通例となっているのだ。

で、見つけた~

「空飛ぶタイヤ」

こ・これ、実は観たかった・・・

観始めたら、夕食の準備で中断されるのは回避したかったので、米をとぎ、えのき茸+じめじ+椎茸+ホテイの焼き鳥缶詰 をぶち込み、炊飯~
注)これが、案外美味しいんですよ~

夕方3時半から観始めて、途中しょうがなく6時半に炊き込みご飯+なすの漬物+白菜のキムチ+三つ葉の汁を食べ、そして今度は、TV「ブラッディーマンデー」またまた9時からDVDの続きでした~

ここちいい疲れだ~

久々にちゃんと作ってあるものを見させてもらった感があった。
自動車会社のリコール隠しの実際にあった事件をもとにしてあるのは、すぐわかったが、ていねいに描写されていた。

キャストも地味だが、実力派ばかりだ。
これを山崎豊子が書けばもっと派手な感じになったと思ったほど、地味な出来映えだった。
が、よい!

よくできている

観終わったあとには、満足感が残った。

主人公の赤松運送の社長が自分の会社の整備不良事故で主婦が亡くなったとされた事件を、自社の整備に不備はなかったことを信じ、大会社と戦うなりゆきを粒さに描いている。

もちろんリコール隠しを暴きだす様子は手に汗握るようなどんでん返しが繰り返されるのだが、最後は内部告発により証拠が公表され、勧善懲悪の最後となる。

そこにいたるまでの、様々な立場の人間模様の描写が緻密だ。
心の葛藤がよくわかる。

5時間は長かったが、¥300で観れたのは、Goodだ~
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by asaasa-archi | 2010-01-24 01:38 | 映画・TV

一期一会

建築やってるんなら、茶道習ったほうがいいんじゃないのか と言った先輩がいたが、ちょっと待ってくれと思った。

建築も素晴らしい仕事なんだが、多分 茶道はそれよりももっと深いものだと思っているので、○○だから茶道って考え方は絶対に変じゃぁないかと思うのだ。
茶道に失礼きわまりない。

茶道というのは、日本特有の形+礼儀作法からはいっていくのだが、そこを抜けると、ものすごい精神世界に突入するのではないのであろうかと感じているからだ。

一期一会は茶道の世界からきた教訓なのだが、ワタシの仕事観もこれによく似ている。
やはり、茶道のほうが、どうも上をいく ようだ。

「Skip F Method House」が完成する。

彼女との出会いは一通のメールからだった。(2009.1.27ブログ参照)
それから、なんと1年を越した。
実は彼女はものすごい美人である。
背も高い。

彼女と何回か会った後、ご主人とも会ったが、これまた、ものすごいイケメンだ。
身長も180cmはあるであろう。
美男美女のカップルなのだ。
そして、頭脳も明晰だ。

ワタシは最初のラフプランは設計事務所にしては珍しく、無料でやらせてもらっている。
何回か打ち合わせをしたり、レポート?を提出してもらったり、雑誌を切り抜いてもらったりして、大雑把なイメージを聞いたあと、このプランを作成する。

まぁ実際、ワタシのお仕事のお手並み拝見的なところもあるので、ちょっとリキ(力)もはいる。

で、すごくワタシもイメージを重ねる。
彼と彼女がどうしたら、ストレスフリーで、リッチで、心地よく幸せな住空間を満喫できるかを・・・

精力的に仕事をこなし、趣味のスポーツも抜かりなくこなす彼らのポイントは書斎だと思った。

なので、一部三層にして、パブリックスペースの1階からプライベートスペースの2階の途中に中2階をつくり、ここを書斎兼収納スペースとした。

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パブリックからプライベートの途中にある、書斎はその生活スタイルにピッタリだと思った。
まさに、その中間にあるのが、ジブンみがきの空間だからだ。

そして、みごとOKがでた。

うれしかった。

内装は都心の高層マンション風なシンプル&リッチをテーマにした。

2月6日7日 で見学会をするはこびとなった。

一期一会とはまさにこのことである。






 
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by asaasa-archi | 2010-01-21 22:34 | お仕事

手抜きな夕ご飯

やっぱ、手抜きと言えば、燦然と輝くその1文字

「鍋」だ~

鍋と言っても、食卓の中央に深型ホットプレート式を囲む的な団欒鍋ではないのだ。
キッチンのコンロで作るシチュー鍋にごちゃごちゃ煮込む「鍋」なのだ。
多分調理時間は15分+煮込む時間は20分以内だ~

まずは、
キムチ鍋
豚バラ薄きり肉
ニラ
白菜
豆腐
コチジャン
隠し味に韓国味噌
鷹のつめ
ニンニクすりおろし
をぶち込み 完成~

次の日は
うっすらコンソメ味のロールキャベツ
出来合いの冷凍のロールキャベツ
鶏肉
にんじん
たまねぎ
コーン
固形コンソメスープの素
隠し味に鶏がらスープの素と岩塩(隠し味といえるのか?)
これも、鍋にぶちこんで完成~
(注)あくはまめに取る事

その次の日は
海鮮鍋
牡蠣
豆腐
白菜
長ねぎ
利尻昆布
かつおだしの粉末
鍋にぶちこんで完成~
ポン酢のつけたれ
(注)水から昆布を煮出す

その次は
肉団子鍋
鴨ミンチの肉団子(出来合いを売ってる)
白菜
長ねぎ
生姜
鶏がらスープの粉末
塩+ちょい醤油
完成~

もう、数限りなくある~

最近はなんか、こんな手抜きな夕ご飯でした~
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by asaasa-archi | 2010-01-20 23:25 | 30分クッキング

アメリカの家

少し前にアメリカ人のご主人と日本人の奥様の家を設計させていただいた。
高校をでてすぐに単身アメリカに渡って大学を卒業し、以後10年もアメリカで仕事をなさっていた奥様が異国でアメリカ人のご主人と出会い、ご結婚されていた。

ので、打ち合わせは「スカイプ」と「電子メール」でやり取りした。
契約書も 「Air mail」 でやりとりした。
電話も時々したが、時差の関係で数回したのみだった。

こういうときには「スカイプ」は本当に便利だ。
着工直後に彼らはアメリカを引き払い、ニホンに来た。

その何日か前に、「松浦さん、なにかお土産を買って行きたいのだけれど、何がいいですか?」と聞かれた。
なんて律儀な方だろう、と思いちょっぴり感激した。
単身アメリカに渡り10年もの間ひとりで苦労なさっただけある。

「お~ありがとうございます。では、アメリカ現地の住宅雑誌を買ってきていただけませんか?」
と答えた。

そして、彼らは高級な有名建築家の作品集が載った雑誌ではなく、ほんとうに普通の市民が家を作るときに買うであろう何百例のプランと外観が掲載された分厚い雑誌をプレゼントしてくれた。

心のこもったプレゼントだった。
さぞ重かったであろうが、自らの荷物として飛行機にのせて持ってきてくれた。

実はそれが、すごく役にたっているのだ。

「cozy home」のお客様も「島田の家(仮)」のお客様も喜んで見てくださった。
アメリカンテイストを盛り込んだ設計を希望されていたからだ。

なんの気取りもない設計集だが、市民の生活に密着している。
北欧やニホンにみられる独特の「うんちく」はない。

歴史に残る文化的住宅建築もむろん必要なのであるが、そうではない市民住宅建築というものも、実は文化として継承していくものなのであると思う。
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by asaasa-archi | 2010-01-18 22:37 | お仕事

お雑煮の話

この辺のお雑煮はいたってシンプルだ。

かつおだしの醤油味に角餅+京菜で、おすまし汁に煮餅が入っているという感じである。
広島県にお嫁にいった従姉妹と話していたら、お雑煮の話になった。

「それがさ~広島のお雑煮ってびっくりするほど、ゴージャスなのよ~まずね、ブリ大根を思い浮かべてほしいんだけどね、薄味のブリ大根+ごぼう+にんじんで煮物系をつくるわけ、で、じゃこでだしをとった丸餅を煮てこれと合体させるわけヨ~」

「す・すごい!それってお椀に入る量?」
「だから~でかいお椀になっちゃうわけヨ~」

「へ~それって元旦の朝に食べるの?」
「もちろんよ!娘なんてね、ブリのおかわりするんよ~」

「えっ!朝っぱなから、ブリのおかわりですか?」
「そうそう、だからね!もう おせち なんて食べられないわけ!で、私はね、いつもスーパーでちょこっと買うだけなんよ~」

「ところ変われば品変わる」というが、ホントその通りだ。

まだまだ、いろんな地方ではさまざまな お雑煮があるのであろう・・・

「でね!錦玉子っておせちには必ずあるじゃない?これって広島ではほとんど見かけないんよ~」
「あれって甘くて大好き~」
「だから、毎年お取り寄せしてるんよ~」

嫁にいって何十年もたってすっかり広島弁になった彼女だが、味覚だけは、生まれ育ったところのものが、一番いいという感じである。

そう思えば、海外旅行に行って、人とも友好的に交われるし、気候や土地にもわりとすぐになじんでしまうが、食べ物だけは、絶対にムリという時がある。

韓国は好きだが、辛すぎるキムチはムリ
アメリカも好きだが、あの大雑把な味付けはいただけない
イタリア料理は全般的に好きだが、なんでもかんでもオリーブオイルとニンニクを毎食使われると、おなかをこわすワタシであった。

ん~味覚ってすごいな~

お雑煮で食べ切れなかったお餅は当然のごとく安倍川餅にするのは、静岡県人だけなのであろうか・・・

PS 表紙の写真を「ジブン写真」にかえちゃってすみませ~ん。さぞかしびっくりされたでしょ~
   これって ド・スッピンなんで、チョーブスですみません~
   たまたま携帯カメラで撮ったら、ミョーにうまいアングルで撮れたんで・・・
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by asaasa-archi | 2010-01-17 01:35 | 30分クッキング

How to shave a pencil

初めて電動の鉛筆削り機を買ってもらったのは、確か小学生の高学年だったような気がする。

それまでは、手動でゴリゴリグルグルと廻すことに集中し、黒の鉛筆ならまだしも、赤鉛筆は大変だった。
なぜなら、赤鉛筆は芯がやわらかくて、このへんかな~という一歩も二歩も手前で、とめないと、必ずキリリと尖った芯は根元で折れていたからだ。

その電動鉛筆削り機には、ダイヤルがついていた。
削りあがりの芯の細さのダイヤルだった。
お~これで、ころあいを見計らってやめなくてもすむ~と思ったとたんうれしくなった。

とりあえず黒鉛筆を削ってみた。
「ダイヤルがついてるから、安心だ~」
そして鉛筆を差込、ビュービューと音をたてて芯が削れていった、が、止まらない!どんどん鉛筆が短くなっていったのだ!

お~なんと、自分でやめないと、自動で止まらないことに気づいたときには、その鉛筆は半分の長さになっていた。007.gif007.gif007.gif

「おかあさ~ん、鉛筆がこんなんになっちゃった!」
「赤ランプついたでしょ?ついたらやめなきゃだめよ。」

「あ・赤ランプ・・・」
お~そうだったのか、赤ランプで教えてくれていたんだ・・・
少しでも疑って、ゴメンネ!電動リーナちゃん!

それから、すぐにシャープペンの時代になり、赤ランプの電動リーナちゃんは忘れられた・・・

高校になり、大学受験(鉛筆デッサンの入試)のために、鉛筆をカッターで削るようになった。
何本も何本も毎日毎日削った。
そしてワタシはこのカッターをカッティーと名づけた。

カッティーはよく働いた。ワタシの手も鉛筆の墨で真っ黒になったが、このカッティーも黒くなった。
同士だね~とワタシはカッティーに感謝した。


時は経ち、去年のセンター試験の前日、my sonが鉛筆削りない?と聞いてきた。
マークシート式なので、鉛筆も何本も持っていくのだと言った。

お~あの電動リーナちゃんはどこにいった。
そして、なんということでしょ~30分後にあの電動リーナちゃんが現れた!

そしてmy sonに、「ほら、ここに赤ランプあるでしょ!これがついたらすぐにやめないと、鉛筆が短くなるからね!」と言った。

「ダセ~」とmy sonは言った。

バ・バカ言うでない!

これが、電動リーナちゃんの売りなんだからね!

明日はセンター試験である。
今も、日本のどこかで、これと同じようなことがきっと起こっているのであろう。

がんばってくれたまえ!検討を祈る!
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by asaasa-archi | 2010-01-15 23:40 | 思うこと