女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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カテゴリ:映画・TV( 171 )

みんなのアムステルダム国立美術館へ を観た。

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これは、映画という枠にあてはめているが、ドキュメンタリーだということだ。
NHKとかのドキュメンタリー番組を、映画というスクリーンを通して2時間弱のスペースに収めた作品と思っていいだろう。
だから、台本があって、監督の意図があって、なにかしらの感動を呼ぶ というものではない。

映画として評価するならば、よくもまぁ、実際の出来事をまるで映画のように撮れたなぁ。。という変な驚きがある。
舞台が最高峰の美術館であったことが、幸いしているし、音楽も素晴らしいので、映画っぽくなっているがやはり、TVのドキュメントでやったほうが、いいよね。
ということで、映画としての評価は30点。

では、ドキュメンタリーとして評価するならば、2時間弱では、はしょりすぎてすべてが消化不良だ。
ということで評価も30点。



予告編は素晴らしい出来なので、85点

日本でまさに起こっている国立競技場問題と似ているので、そこらへん的な意見ならばいくらでもあるだろうが、そこはすり替えないで映画の感想を述べてみる。

まずは建築家 
コンペで選ばれているので、作品には自信がある。特に美術館を横断する自転車歩行者道路計画を、今ある道路を三つに分けて左右を自転車歩行者用 中央を美術館地下に入るエントランススロープにしたことがコンペで勝った理由なので、そこにもかなりの自信がある。

市民運動家
そこの自転車道路が狭すぎると運動になる→そこを解決しようとすると今度は障がい者団体が車いすを優先すべきと猛反発しだす。結局 暗礁に乗り上げる。

市の環境局
細部にわたり色、材質について、質疑応答がなされ、フランス人デザイナーともめる。

館長
忍耐の限界がきて、辞職

再び建築家
美術館本体よりも自転車道の問題で右往左往させられ、気が狂いそうになる。じゃぁなんで俺をコンペで勝たせたんだ!と怒る。

何年も工事がとん挫

こういう断片的な出来事の切り張りでできているので、途中に寝てしまいそうになる。
なぜならば、台本があって構成がされているわけではないので、間延びしたところと端折ったところとまぜこぜになって、観客を戸惑わせるのだ。

あっというまになぜか10年が経って、完成するという流れ

現実ってむなしくて滑稽 っていうのが、一言でいう感想かな。
監督をたてて、台本をちゃんとつくって、いい役者で演じれば、とても面白い映画になったのに・・・残念





zzz
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by asaasa-archi | 2015-04-02 12:35 | 映画・TV

風に立つライオンを観た

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一言で言うと、ありきたりの映画
さだまさしの歌と、アフリカの雄大な景色は 超一流なんだけど、ストーリーが普通すぎる。

大沢たかおは「仁」で正義感あふれる医師のイメージがついているので、すっと入り込めるけれど、逆にそこがネックになって、意外性とか感動がなくなった。

もう少し紛争地の医師としての日常を掘り下げてみてもよかったのではないだろうか。




65点



zzz
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by asaasa-archi | 2015-03-14 18:49 | 映画・TV

きっと星のせいじゃない を観た。



がん患者同士のしかもティーンエイジャーの恋愛ドラマなので、どういうふうに作ってあるのかと思って観たら、案外軽妙なタッチでリアルな日常をていねいに描いている好感がもてるラブストーリーだった。

テンポもよく、お涙ちょうだいなどはなく、アメリカらしく子供たちと大人の関係もドライで、みていてさわやかな気持ちになった。

アムステルダムに旅行に出かけることになるのだが、そこで出会う有名作家も(ウイリアム・デフォー)決して優しくなく、クールで小気味よい出来になっていた。  ちょっとしたスパイス的な感じ

最後は別れが来るのだが、涙がでることはなく、すがすがしい終わり方だった。

75点




zzz
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by asaasa-archi | 2015-02-26 16:22 | 映画・TV

マエストロ を、観た。

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評判も良い感じだったので期待してみましたが、「のだめカンターヴィレ」の第二楽章で千秋がパリのへっぽこオーケストラの常任指揮者になるくだりと、ほとんど同じで、二番煎じ的要素が否めない。

謎の天才指揮者と、負け組オケのやりとりもありきたりで、感動なし。
案の定、途中で寝てしまった。
ただ、ドイツフィルの音楽がチョー素晴らしいので、後半の演奏箇所は引き込まれた。

そんなもんかな・・・映像35点ですが、音楽が素晴らしく総合では60点

DVDになって、サラウンドシステムでリビングで観ればよし!








zzz
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by asaasa-archi | 2015-02-05 17:04 | 映画・TV

「風が強く吹いている」

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今年もミラクルが起こった箱根駅伝でしたが、興奮冷めやらぬ(ワタシだけ?)うちに、この映画を紹介しておきましょう。
三浦しおん原作の小説を映画化したものです。
箱根駅伝を詳しく知るには一番の近道のような映画です。

ここで小出恵介演じる 清瀬灰二が劇中で蔵原走にかける言葉
「速いだけじゃぁダメだ。強くなければなんの意味もないんだ。」
この言葉が陸上をやる若者の心に響き、この年の駅伝選手はみな口々に「強くなりたい」と言っていた。

で、原作も読んじゃいましょうね。
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DVDを買うと、こんな新聞も特典でついてきます。
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箱根駅伝フリークのワタシは、ちなみにこの映画は劇場で三回みました。
DVDも もちろん買いました。駅伝が近づくとこれを観て、気持ちを喚起します。
原作も読みました。

って、どこまで好きなんだヨ!!

駅伝!!





zzz
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by asaasa-archi | 2015-01-11 14:34 | 映画・TV

ブラックレイン 高倉健さんを偲んで・・・

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レンタルで借りてきた。

ブラックレイン

劇場のロードショーで観て以来だったが、こんなに名作だったとは思わなかった。
松田優作さんの遺作となった事が有名になった思い出があるが、高倉健さんの演技が素晴らしいことに新めて気づいた作品だ。
そして、マイケルダグラス、アンディーガルシア ケイトキャプショー 名優揃いだ。
音楽もいい。

二人のアメリカ人刑事が言葉も通じない極東の日本にきて犯人を追うというストーリーだ。

正統派ハンサムな刑事と善人でも悪人でもないアウトローの二人の刑事がアンディーガルシア マイケルダグラス、それに加勢する寡黙な刑事が高倉健さんだ。
この三人の対比が上手に描かれている。

凶悪犯に松田優作。
セリフはあまりないが、アクションが素晴らしい。

日本とアメリカの関係や人間ドラマも根底にあり、映画に深みを出している。

アメリカ人が描く日本は、実際とは違うが(中国や香港といった場所に近かったりする)ハリウッド映画なので、多少は仕方のないことである。
それよりも、80年代後半 極東の小さい島国であった日本の知名度は世界の中ではほとんどなく、よくここまで描いたというべきであるのかもしれない。

今見ても、すごい良い作品である。

皆様もぜひぜひ ご覧くださいませ。

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by asaasa-archi | 2014-12-25 21:57 | 映画・TV

ゴーンガールを観た。

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予想を上回る面白さだった。
結婚五年目にして、妻のエイミーが失踪する。
当然夫は困惑するが、次々に夫に不利な状況証拠が出てきて、ついに夫は逮捕されてしまうのだ。

こういうストーリーの流れからすると、夫が真犯人なのか、違う犯人がいるのか、はたまた失踪ではなかったのかと、さまざまに思い描くが、ワタシの予想を超えた展開になった。

ネタバレしないように感想を述べるのはとても難しいが、5年間程度夫婦でいたとしても、本当の姿はわからないのだな と思った。

その姿が一枚一枚はがされていくさまは、丁寧に、リアルに描かれていて、監督の力量がうかがえる。
サスペンスではなく、真のスリラー映画ではないかと思えるほど、ラストは恐怖で震えおののいた。

ぜひ観ていただきたい映画のひとつである。

95点














zzz
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by asaasa-archi | 2014-12-21 20:04 | 映画・TV

Interstellarを観た。

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C・ノーラン監督作品は初めて見たが、いやぁ すごい映画でした。
3時間近い上映時間でしたが、まったく観客を飽きさせなく壮大なストーリーが広がっていました。
久々に上質な映画を観たって感じでしょうか。

重力とか五次元とか相対性理論とか、難易度が高い文言がでてくるので、文系にはちょっとアレですが、理系の人なら食いつきそうですね。
まぁ、五次元を映像化したらこうだよ 的なものは、面白かったですね。

異星がいくつか映像化されていますが、リアルでしたし、ちゃんと作ってありましたね。
2001年宇宙の旅の続編的に見てもよいかも・・・

登場人物を極力少なくして、人間ドラマをしっかり描いているところもgoodです。

予告編が良くて見てみたら散々ってよくあるんだけど、これは、すごい映画のわりに予告編がひどい出来で、観ようかさんざん迷いました。
もっとちゃんと作れ!予告編!

というわけで今年一番のおすすめ映画です。

95点



zzz
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by asaasa-archi | 2014-12-07 18:46 | 映画・TV

映画 紙の月 を観た。

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以前NHKで原田知世主演で放送されていたのを見ていたので、だいたいのストーリーは知っていた。

真面目に生きてきた主婦が銀行のパートに出て、横領した多額の金銭を若い男に貢ぐという、スキャンダラスな内容だ。

宮沢りえではちょっと違うなというのが、まっさきの感想。
女の中にある どろっとした感情を描かせたら最高の角田光代の本領発揮の作品だが、宮沢りえが美しすぎて こんなんだったら、男が貢いじゃうんじゃないかという色気がどうにも納得できなかった感じ。

つまり、恋愛のなんたるか とか 男女間のお金のなんたるかを知らない箱入り主婦であってこそのストーリーで、百戦錬磨の美女だったら、ふふんって笑うような出来事なのかもしれない。

若い男も、貢がせようと思って近づいた詐欺師ではなく、ごく普通の大学生で、彼女が狂っていくのに便乗しただけともいえる。

彼女が落ちていくさまが克明に描かれているので、引き込まれてあっという間のラストなのだから、作品としては上手にできているが、いかにもありきたりの視点で、八日目の蝉の手法で極悪人の犯人に全員同情しちゃうような斬新さはなかった。

尾野まちことかがやっても面白かったのでは・・とも思った。

70点


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by asaasa-archi | 2014-11-25 13:05 | 映画・TV

「あなたを抱きしめる日まで」DVDを観た。

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ネタバレです。

50年前に未婚で息子を出産したアイルランド人の主人公は、修道院で子供を産み育てることと引き換えに、奴隷的な生活を強いられ、息子を勝手にアメリカ人夫婦に売られてしまう。
年老いた彼女は、家族にも黙っていた秘密を打ち明けて、知り合いのジャーナリストとともに息子探しの旅にアメリカに行く。

実話に基づいた話だ。

劇場で見逃してしまったので、さっそくDVDレンタルと同時に借りた。

彼女たちは 息子の成長の跡を追いながら、彼自身の生い立ちへの愛を知ることになっていくさまが、なんとも痛ましい。
息子は以前その修道院を訪れ、母を探していたことを知る。

この物語の根底にあるのはカトリックの信仰や、教会のあり方だ。
未婚の性交渉、出産を非とする教義もそのひとつである。
それゆえに、悪質な人身売買をも最終的には赦す といわざるを得ない老女の心情は私には理解しがたいところである。

カトリック教徒でない日本人には、奥の奥まではとうていわからない部分がある。

が、生母と離れ離れに育ち、親に捨てられたといわれて大きくなった子供だとしても、出自を知り、親を探したいというのは自然な気持ちであるということ
生まれてすぐに引き裂かれ、やっと消息にたどりつけたとき息子はすでに病気で亡くなっているのを知る母親の苦しみの深さ
これらは古今東西 誰しもわかりえることである。

女性にはお勧めの映画です。


zzz
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by asaasa-archi | 2014-10-09 11:14 | 映画・TV