女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

archiasami.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:映画・TV( 178 )

「何者」を観た。

e0147990_14264150.jpg


「『桐島、部活やめるってよ』の朝井リョウの直木賞受賞作を、三浦大輔が映画化。就職活動対策のため集まった5人の大学生が、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする本音や自意識によって彼らの関係性が変わっていくさまを描く。就職活動を通じて自分が何者かを模索する。リアルな就活バトルを繰り広げる。」


もっとチャラい系の出来になっているかと思いきや、なかなかの作品になっていた。


昭和の就活にはない、SNSという魔物を媒体として、人間関係や自分探しを模索する、現代の若者像をリアルに描いていた。

昔も今も大学4年生のターニングポイントで悩む学生群像があったが、ツイッターでリアルタイムにささやく(フォロー)個人と、目には見えないが網の目のように張り巡らされたインターネットで、のぞき見するフォロアーたちの葛藤が人間関係を複雑にしている。


厳しい就職活動を勝ち抜かなければ、格差社会に沈んでしまうかもしれない。


重要なターニングポイント 真っ只中の若者の「リアル」である。


非常に面白かった。



90点





zzz




[PR]
by asaasa-archi | 2016-10-15 14:44 | 映画・TV

「グッドモーニングショー」を観た。

e0147990_10495350.jpg

水曜日はレディースデーなので、これを観ました。

TVの裏側がみれておもしろいのだが、小ネタばかりで、ちっともまとまらない。

貴一さんのキャスターぶりは、見事、濱田岳の犯人ぶりも上手なので、残念としか言いようがないですね。笑

ホント 残念な映画でしたね~

65点






zzz

[PR]
by asaasa-archi | 2016-10-13 10:56 | 映画・TV

「君の名は。」を観た。

e0147990_09075882.jpg

いやぁ~そうとう良い作品でしたね~

ストーリーは、「1Q84」を連想させる パラレルワールドで、時間軸が複数あって、男女の中身が入れ替わりつつも、そこを行き来するという、面白い出来です。

テンポもよく、音楽もそれを助ける役割をもたせ、飽きさせない。

風景も実写よりもさらなるスーパーリアリズムを追及している感 満載。

カメラアングル(ではないが)も斬新 

敷居の縁からパンするあたり、見事だと思った。

新海誠のデビュー作は成功



99点





zzz



[PR]
by asaasa-archi | 2016-10-02 09:15 | 映画・TV

「怒り」を観た。

e0147990_14154953.jpg




私はこういう群像劇が好きだ。

最近では、人間の本質をえぐるような映画→吉田修一&李相日 →「悪人」となるが、まさにそのコンビだ。

面白いのは脚本

三人の得体のしれない若者がでてくるが、ひとりは殺人事件の逃亡した犯人で、あとのふたりは全く別の人物なのだが、あたかも なにかでつながっているような錯覚を覚えるようなつくりになっている。

東京 沖縄 千葉 と三か所で舞台を繰り返しながら、信じる心 と 疑う心の葛藤を上手に描いている。

最後にやっと犯人が誰かがわかるが、誰が犯人であるかはそう重要なことではなく、その逃亡劇を巻き込んだ人間模様が、奥深い。

最高の映画

95点






zzz



[PR]
by asaasa-archi | 2016-09-17 14:29 | 映画・TV

「リリーのすべて」を観た。(DVD)

e0147990_09184407.jpg

『「英国王のスピーチ」でアカデミー賞を受賞したトム・フーパー監督と、「博士と彼女のセオリー」でアカデミー賞の主演男優賞を手にしたエディ・レッドメインが、世界で初めて性別適合手術を受けたリリー・エルベの実話を描いたドラマ。

1926年、デンマーク。風景画家のアイナー・ベルナーは、肖像画家の妻ゲルダに頼まれて女性モデルの代役を務めたことをきっかけに、自身の内側に潜む女性の存在を意識する。それ以来「リリー」という名の女性として過ごす時間が増えていくアイナーは、心と身体が一致しない現実に葛藤する。』


まずは、絵が美しい。

1920年代のコペンハーゲン、パリなどの風景がとりたてて美しく、この映画を引き立てている。

それに加えて、画家である夫妻の描く風景画、肖像画も芸術的で、目を見張るものがある。

夫妻の住むアパートメントの一室、夫妻の着る衣服、すべてが計算された美しさをもっている。


ストーリーについてはジェンダーを精神的な病気としてとらえる時代背景をバックに、妻の苦悩、夫の苦悩 それぞれが上手に描かれているが、個人的には理解しえない部分もたくさんあった。


しかし、ゲイではなく、男として産まれたが精神的には女性だったという夫を持った妻側の立場から考えると、男女の愛情を乗り越えて、人間的な愛情へと変化していく感情は、わかる気がした。


様々な角度から視点を変えることにより、掘り下げる価値のある映画だ。







zzz




[PR]
by asaasa-archi | 2016-09-10 09:38 | 映画・TV

「後妻業の女」を観た。

e0147990_14565932.jpg

「黒川博行の「後妻業」を、大竹しのぶと豊川悦司の共演で映画化。鶴橋康夫監督がメガホンをとり、資産を持つ独身男性の後妻に収まり、多額の金品を貢がせる「後妻業」を生業とする女の姿を描く。」


伊丹十三の「○○の女」シリーズ路線で、大変面白かった。

伊丹作品と違うところは、犯罪者側目線で作られているところなので、ラストがなんとも腑に落ちない感は残った。

ただ、リアリティーは半端なく、俳優女優陣も実力派揃いのため、見ごたえは十分にある。

財産を持った独身の初老の父がいるご家族は、必見である。

なぜ後妻を求め、なぜ財産を彼女に残したかが、よくわかる映画です・・・笑

そして、その予防策もちりばめられている・・・かも・・・笑




80点


zzz



[PR]
by asaasa-archi | 2016-08-27 15:12 | 映画・TV

「シン・ゴジラ」を観た。


『エヴァンゲリオン』シリーズなどの庵野秀明と『進撃の巨人』シリーズなどの樋口真嗣が総監督と監督を務め、日本発のゴジラとしては初めてフルCGで作られた特撮。



e0147990_17323251.jpg



庵野が「ゴジラ」を作るとこうなった!!というのが第一印象

東日本大震災などの未曾有の大災害規模の有事にどう対応し、日本一丸となってどう戦うがを描いた映画で、未曾有の大災害が「ゴジラ出現」だ。

舞台の大半は内閣内の対策本部の一室で、突然現れた巨大生物への対策の試行錯誤が行われている。
感傷的な人間ドラマはなく、淡々と有事の試練に立ち向かうものたちを描いている。

フルCGも素晴らしく、なんの違和感も感じられないほど最高の出来だ。

ただ脚本が少し単調で、途中 中たるみした。

未曾有の大災害が「ゴジラ」でなければ、日本はもうすでに経験しているはずで、リアリティが半端ない。






zzz


[PR]
by asaasa-archi | 2016-08-25 17:52 | 映画・TV

TOO YUNG TO DIE を観た。

e0147990_12294639.jpg


いやぁ~面白かったですね。

クドカンの下ネタ全開!って感じで爆笑も数回ありました。

まずは、ミュージカル仕立てになっていて、バンドが素晴らしい。
純粋に 音楽を楽しめる。

地獄におちた主人公の高校生が輪廻転生を7回して、地獄と現世を行き来して恋人の一生を垣間見るさまがチョイ悲しかったりする。

天国が静かすぎてつまらない様子も なんだかうなずけたりする。

映画とおもわず、舞台+ミュージカルと思ってみると、良いですね。

90点


[PR]
by asaasa-archi | 2016-07-03 12:36 | 映画・TV

「64-ロクヨン」前・後編を観た。

最近はやりの1か月タイムラグの前後編映画だが、前編のあとすぐに後編を観ないと、感動が細切れになるので、後編封切の直前に前編を観て、後編に臨んだ。

e0147990_8224871.jpg


「横山秀夫の小説を、佐藤浩市主演で映画化した犯罪ドラマ。平成へと年号が変わる直前の昭和64年に起きた未解決の誘拐事件「ロクヨン」をめぐり、県警警務部の広報官を主人公に警察内部の対立や県警記者クラブとの衝突などを浮き彫りにしていく。監督は瀬々敬久。

わずか7日で終わった昭和64年。その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。」

まずは、前後編ではなく、3時間程度でひとつにまとめたほうが、数段良い出来になったことは明白。
後編が間延びし、一番大事な、ロクヨン事件の真相の動機などが、はっきり描かれず、ピンボケな完結となったことが残念。
登場人物が多すぎて、わかりずらく、キャラも描ききれていなかった。

前編はロクヨン事件から14年経ち、その事件の回想と「幸田メモ」の存在など、謎(伏線)の提示が行われる。→後編が待ち遠しい感じでgoodな終わり方。

後編は、新しい事件(ロクヨン模倣犯)がおこり、そこからロクヨン事件の解決へと導かれていくが、前編の記者クラブとのやりとりが全く生かせず、記者がただのチンピラに見えてくる。

「幸田メモ」を隠蔽しようとする県警上層部のくだりも、もやっとした感じでわかりにくい。
もう少し人物と出来事を完結にまとめて、視点をしぼったほうが良かった。

事件は解決するが、なんとも腑に落ちない感覚のラストだった。

惜しい出来。

75点







zzz
[PR]
by asaasa-archi | 2016-06-13 08:43 | 映画・TV

「黄金のアデーレ 名画の帰還」(DVD)を観た。

e0147990_950304.jpg


劇場で見逃した映画だったので、レンタル開始を待ってすぐに観た。

「ナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマ

この物語は二つの軸をなしていて、ひとつは画家クリムトが1907年に完成させた「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」にまつわる家族の歴史。
もうひとつは、老人になったアデーレの姪マリアと新米弁護士のランディが一緒に このクリムトの絵の相続権をめぐる法廷闘争。
このふたつが、上手に編みこまれ、過去から現在へと流れる時間軸とLAからウィーンへと至る地理軸をなす構成。」



まずは、名作。

失われた悲しい過去の一端を取り戻したいと思う老女の気持ちの機微が丁寧に描かれていて、彼女がなぜここまでしてこの絵を取り戻したかったのかが、手に取るようにわかった。

理不尽に奪われた家族や財産を思うと、人生の最期にするべきことは何か と思ったのであろう。

美しいウィーンの街並みからパンして、セピア色の映像の過去が表れてくる構成で、それが自然にめぐってわかりやすく作られている

法廷闘争は かなり単純化して描かれているが、長い年月を要したことから想像すると、大変な辛苦があったと思う。

音楽もオーストリアづくしで、楽しめる。

二回連続して観てしまった。

「あなたを抱きしめる日まで」のジュディ・デンチとスティーヴ・クーガンのコンビを彷彿させるが、題材の違いからか明るいタッチになっている。


98点

e0147990_10174689.jpg

あらためてクリムトの画集を見てしまう。


zzz
[PR]
by asaasa-archi | 2016-05-30 10:19 | 映画・TV