女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

archiasami.exblog.jp
ブログトップ

カテゴリ:映画・TV( 178 )

風が強く吹いている を観た

若者が走る姿はなんて美しいのだろうか・・・

e0147990_16441399.jpg


あるときは紅葉の山を走り、あるときは朝もやのアスファルトを走り、あるときは夏の夜の高原を走る。

箱根駅伝は長距離選手にとって、最高のあこがれだ。
努力と感動の歴史が幾重にもかさなりあっている栄光の舞台である。

無名のものたち10人が箱根駅伝を目指し、予選会を通過し、本選に挑む物語だ。
作中で主人公のハイジが「短距離は才能の比重が大きいが、長距離は才能と努力の天秤で努力が重いスポーツだ。」と言っていた。

10人それぞれの個性も十分に表現されていたし、カケルやハイジたちの友情も細かく描写されていた。
「平遣都くん」の走りは本物の長距離選手さながらだ。
「小出恵介くん」ってあんなにカッコよかったんだ~

やたらにイケメンを揃えないところが、とってもリアルで、昔の貧乏学生っぽいところも共感できた。

予選会や本選のようすも本物さながらでびっくりした。

ていねいにつくってある。

本選のそれぞれ10人の走りをもう少し細かく撮ってほしかったが、2時間弱ではムリだったのだろう。

さわやかに感動した。

息子も今日、甲南大学とフィールドホッケーの試合に神戸に行ったが、正装の紺ブレの胸には、成城大学のエンブレムが輝き、since1929 の誇りがちょっぴり重たいであろう・・・

若者がスポーツに燃える姿は希望でまぶしく美しいものだ・・・
[PR]
by asaasa-archi | 2009-10-31 16:37 | 映画・TV

沈まぬ太陽を観た

なにしろ今日は水曜日でレディースディらしい。
つまり女の人であれば、千円で映画がBiBiで観れると決まっているらしい。

{沈まぬ太陽} 観たいっしょ?」
「ん~観たくないって感じじゃないけど、今は{風が強く吹いている}の方が期待大なんですけどね~」
「え~それは封切がまだじゃん!」
「そう、今週末!」
「じゃぁ、今日は{沈まぬ太陽}観ようよ~」
「え~それ、長いじゃん!」
「だから、お得感あるじゃん!それに今日は千円だし」

ってなわけで、観てきた。

正直に言うと、物語が壮大すぎて、映画で表現するのはちょいと難しいんじゃないかって思った。
すごくがんばっている感はアリアリで、それなりにいい作品ではあるが、やはり未消化になっていた。
こういう長い小説を映像で表現するには、かいつまんで+デフォルメしないと、まとまりがつかない。

主人公のイデオロギー人生をベースにおきつつ、御巣鷹山事件をメインにもってきて、なおかつJALの企業体質をも暴きださなければならず、どう考えても3時間半ではムリだろ~

だから、焦点がいまいち定まらず、感動がおこってこない。
ひとつひとつ丁寧につくってあるし、役者の顔ぶれもすごいから、千円であれば十分楽しめたのではあるが、

一言で映画の感想を述べよと言われると、印象に残っているものが少なく、社内の権力闘争が壮絶という感じだろうか・・・

山崎豊子の小説はTVの連続ドラマのほうがあっているのではないだろうか・・・
「不毛地帯」のように・・・

やっぱりワタシは「風が強く吹いている」を早く観たいかなぁ・・・ 
[PR]
by asaasa-archi | 2009-10-28 23:27 | 映画・TV

ごみ屋敷とオッパッピー

みなさんも観たであろうか。
オッパッピーこと小島よしおがTV番組で、有名なごみ屋敷の片付けをやってあげたのを・・・

うっうううううう~感動し~た

ごみ屋敷の報道は最近よくTVでやっているが、大抵のレポーターは

「うっ!すごい悪臭です。
なんとごみが門まであふれ出していますね~、
あっ住人の方がやってきました。
お話を聞いてみましょう。
どうして、こんなごみがあるんですか?
近所の迷惑は考えませんか?
あっどこに行くんですか?
逃げるんですか?
あ~行っちゃいましたね~」

もう矢継ぎ早にマイクを向ける。

そんな聞き方では誰でも逃げるだろ~が・・・

でも、オッパッピーは違っていた。

「おかあさん~ボク片付けてあげようか~」
と優しく言う。
そして、3日をかけてそのごみ屋敷のゴミをサンミュージックの若手芸人数人といっしょになって片付け、なんと最終日にはあの「マツイ棒」の松居和代まで駆り出して、その家をピカピカにしてあげたのだ。

誰でもが、「私有財産なんで、どうにもできないんですよ~」と、臭いものに蓋をしてきた。

ワタシたちだってTVのむこうから、あ~誰かなんとかしてあげればいいのにね~と無関心を装ってきた。

住人の方の心は病んでいる。(その理由まではわからないが)
そんなことはインタビューしなくたって、ごみ屋敷を見れば誰だって推測できるはずだ。

対人関係が無いに等しいくらいになっている。

心の闇を解きほぐす人を待っているのだ。

オッパッピーはTV番組といえどもそれをやってのけた。

すごいじゃないか!オッパピー!

拍手を送る、いやいやエールも送る、いやいや拝んでもいいくらいだ!
ついでに、ウィンクでも投げキッスでもOKだ!


ワタシはこのとき、童話の「北風と太陽」をなぜか思い出してしまった。
[PR]
by asaasa-archi | 2009-10-21 23:36 | 映画・TV

カイジ 人生逆転ゲームを観た

ホリエモンが何気におもしろい とブログで言ってたので、封切日に観てみた。

ホントに手に汗握るゲームの連続で2時間があっという間に終わった。
コンセプトはものすごくシンプルだ。
ゲームがストーリーの主流となっているので、必然的に「勝つこと」を目的に物語は進む。

人生の負け組、勝ち組とオーバーラップさせて、なおかつ脇を固める俳優陣に実力派をそろえているので、内容としては、かなり見ごたえがある。

ハリウッド映画のようにすごいカーチェイスやら、派手なCGはないが、本質がゲームなので、内面的な人の気持ちの葛藤の描き方に迫力がある。

全財産をかけていどむ競馬を観戦しているような気持ちになってくる。
なので観終わった後は多少の疲労感を感じた。

生き馬の目を抜くようにしてのし上がってきたホリエモンには、過去の自分の軌跡をみているようで、たまらない快感なのであろうと思った。

実際に「勝ち組」と呼ばれる人々がはたして、こんなギャンブル的生き方をしているのかどうかは、わからないが、「現実の試練に打ち勝つためにどれだけ努力しているのか」、と映画の中のせりふで問われると、少々ビクッとするのかもしれない。

昔は「勧善懲悪」の世界を映画は描いてきたが、この映画では勝ちを勧め、負けを戒める「歓勝懲負」の世界を見事に描ききっていた。

ひとつの教訓ではあるが、「この考えたかが人生のすべてだと思うのはとても危険なこと」であることも同時に読み取れたことは、おもしろい。
[PR]
by asaasa-archi | 2009-10-10 14:39 | 映画・TV

ザ・マジックアワーと建築

この映画は5回も観た。
劇場で、DVDで、そして今夜TVで・・

映画の要素は監督の総指揮、俳優、脚本、カメラだと思う。
この四点が揃ってはじめて「おもしろい」映画ができる。

カメラというのは、もちろんアングルなのだが、その風景、舞台セットも含まれる。

監督は全体を大きく大胆に表現する広角的視野から、次第にディティールに及ぶズームの視野までを考慮しなければならない。

三谷こうきの映画の場合は脚本もおもしろく、最後まで展開の意外性がある。
かといって、どんでん返し的脚本ではなく、あ~こういう展開があったんだ~という理論的なそれである。

風景はいつも舞台のような作られた張りぼてを一貫して貫いている。
なので、かなりディティールにこだわらざるをえなくなっている。
これは、自然の風景を撮るものよりも、細かい計算が必要になってくる。

つまり自然の風景であれば、必ずスクリーンに映し出されると思った以上の計算外の美しさがでる。
これが自然のなせるワザである。
舞台セットではこういうものはない。だから緻密な舞台セットが必要となるのだ。


「おくりびと」や「剣岳」は自然の雄大さを存分に映し出している。
だから、俳優の演技もそれをそこなわないようなある意味控えめの演技になる。

舞台セットのみのこういう映画では、完全に俳優の完璧な演技の脚色がはえる。

もちろんそれぞれにおもしろみの分野は違う。

彼はそういう分野で卓越している。

そう考えてくると、建築でもあてはまる理論であると思えてくる。

雄大な自然の中の建物と都市部の密集地に建つ小住宅とでは、演出が違うのである。
前者は「おくりびと」や「剣岳」的手法で、後者は三谷こうき的手法である。


そういうふうに考えていくと、設計士は映画監督と同じ力量を求められている。

なんかカッコイイじゃないか。

建築=演出とは必ずしもならないが、こういうのもひとつの見方であることは間違いない。
[PR]
by asaasa-archi | 2009-10-04 00:33 | 映画・TV

バラッドを観た

任侠ヘルパーの草ナギくんがシャープで強い演技をしていたので、その気で観たら、ん~割とフツウだった。

又兵衛がおじさんっぽくて、ちょっとがっかりした。
008.gif008.gif
もう少し刃(やいば)のような研ぎ澄まされた武士なのかと思っていたからだ。

バックツーザフーチャーもどきのタイムスリップで、そこも未消化な台本だったし、もう少し、又兵衛と凛姫の恋愛を中心に描いたほうがより、シンプルで映画として盛り上がったような気がした。

大澤たかおと草ナギくんの決闘シーンは迫力があったが、やはり時代を考えると、最後に決闘に勝った又兵衛が大澤たかおの首を刎ねないのは不自然だ。

そしてラスト、ゴルゴ13のようなスナイパーがつかうライフルもどきで遠距離から又兵衛が一撃で撃ち殺されるのも、すご~く不自然だ。
火縄銃であんなことできるわけはない。

茶番劇だ。

辛口になったが、これがワタシの素直な批評だ。

お金を払って劇場に行き観ているので、もっと感動したかった。
[PR]
by asaasa-archi | 2009-09-14 23:28 | 映画・TV

レンタルDVD

実は今日すごくショックな「はがき」が届いた。

お知らせ
先日あなた様が返却ボックスへ返却された商品が返却期限をすぎていました。
つきましてはご来店のうえ延長金のご精算をお願いいたします。
うんぬん・・・


とまぁこんな文面でした。

1週間¥100で借りたDVDの延長金は1日¥240・・・トホホ・・・
日曜日に借りたとばっかり思っていたのに借りたのは土曜日だったようです・・・

こういうことは結構しっかり覚えているつもりが、あ~あNGです。

で何を借りたかというと、妻夫木くんと池脇千鶴ちゃんの割とマイナー映画で
「ジョゼと虎と魚たち」って題名でした。
千鶴ちゃんがしっかりとおっぱいだして、またそれがカワイイこと~(決してポルノチックな映画ではありません)

これを観て思い出した映画があった。
「もう頬杖はつかない」 
という桃井かおりの出世作

これとなんかカラーが似ていて、日本映画独特のリアリティーなんだなぁ・・・韓国映画には絶対ない。

ボブの髪をなびかせて、長めのフレアースカートでウェッジソールの靴をはきさっそうと早稲田大学を歩く若かりし日の桃井かおりにあこがれた。
確かワタシが大学2年のときだった。

悩める女子大生が男子学生の妻夫木クンに代わったような感じだ。

とそんなこんなでけっこう楽しめたから、まぁ最初から¥340だったと思えばいいか~

劇場にいけば、ドライバー割引でも¥1000するからネ!

はやく「バラッド」観にいこうっと!
[PR]
by asaasa-archi | 2009-09-09 22:05 | 映画・TV

「高校生クイズ」を観た

毎年観ているもののTV番組のひとつに昨日放送された「ハモネプリーグ」と今日放送された「高校生クイズ」がある。

どちらも、純粋な感動がある。
それは、完成されたハーモニーや知識力の裏に隠された日々の努力が垣間見られるからだ。
共に、個人戦ではなく団体戦だ。

セリクやオリンピックなどの体力の戦いももちろん感動するし、画面上ですごくわかりやすい。
だが、高校生クイズなどはあるレベルを越すと、その努力がわかりにくくなる。
でも思いうかべてほしい。
よくTV番組のクイズなんかを真剣に観て答えようとすると、あ~ホントはわかってるのに・・ここまででてきてるのになぁ~と咽喉のあたりを指したりすることが、必ずあるはずだ。
知っている知識の半分でも答えられればいいほうなのが、クイズである。
だから、出題されて正解できたその3倍以上の知識はあるのだと思うのだ。

受験勉強もあるだろうに、親はハラハラなんだと思う。
ワタシだったら
「こんなことやっている間に単語のひとつでも覚えなさい!」
と怒るか、
「すごい余裕だけど、必ず東大には受かるんでしょうね!」
とか、絶対言ってしまうこと間違いなしだ~

だから、親もできた親だと思う。
イイ意味での、「子が子なら、親も親」ってとこだろう。

IQ150とかすごい子もいるみたいだけど、多分家では普通の子供なんだと思う。

その証拠に負ければくやしがり、勝てば喜ぶという自然な感情がよく現れていたからだ。

そして、勝ったときでも、敗者に対して礼儀をつくす言葉はやはり、努力を積み上げてきたものだけが、言える黄金の言葉であろう。

努力している時は苦しいが、その苦しさの向こう側にたどり着けた感動はそういうものにしか与えられない特権である
[PR]
by asaasa-archi | 2009-09-04 23:59 | 映画・TV

アマルフィを観ました

e0147990_19261750.jpg

こんなに織田ユウジってカッコよかったかなぁ・・・て思うくらい、ニヒルで女殺しって役でした。

役者ってすごい!役柄で印象が変わってしまう・・・061.gif
まさしく演じるということなんだろうか004.gif
路線的には、刑事役の延長線上にあるような、アウトローの外交官なんですが・・・

そしてイタリアに行ってみたくなるほど、良いところも悪いところもあますことなく、街を紹介していました。

ただ、佐藤浩市や天海はしょっちゅうTVで見慣れちゃってるので、ちょっと新鮮さにはかけてました。
福山クンはあまりにもとってつけたようなチョイ役で、残念~
全般的には、織田ユウジの独壇場でした(これは踊る大捜査線も同じですが)061.gif

構成や脚本がうまいので、もう一度観てもいいなぁと思いました。

金賞は脚本、銀賞はカメラ、銅賞は織田クン、ってとこでしょうか・・・
[PR]
by asaasa-archi | 2009-07-26 19:21 | 映画・TV

任侠ヘルパーを見た。

前回も見たが、すごく面白かった。

やくざと介護っていうんでいったいどんな展開なんだろう・・って思ってたけど、なかなか介護問題を掘り下げていて、ちゃんと作ってある。

私の母は要介護3だ。
なので、月曜日から土曜日まで毎日デイサービスを介護保険で利用している。
もちろん急に要介護3になったわけではない。
徐々に、老化して骨折を経験してからは、歩行が大変になり、今では車イスを常用している。

若い世代は怪我などのリハビリもスムーズにいくが、高齢になるとほとんどうまくいかないのが常である。
この原因は、もちろん体力の差もあるが、圧倒的に違うのは、気力なのだ。

若い世代はがんばることが、自分への自信となり、それが相乗効果をもたらす。
ところが、高齢者にはそういう気持ちが、なかなか起こらないのだ。
これが一番の原因だと私は思っている。


つまり端的に言えば、生きる気力が薄れていくことが一番いけないことなのだ。
大きなひとくくりでいうと「プライド」と言ったりもするがこれがなくなったらもう終わりだ。

これからは家族がすべてを面倒みることはなくなっていく。
介護保険でヘルパーさんや、デイサービスなどもあるので、ある意味クールな世の中になっていくのだ。

老いていく世界中の人たちよ!

死ぬまで仕事をしたいとか、死の寸前までかっこよく生きたいとか、なんでもいい、ガンコな強さが必要なのだ。

でないと、生きる屍になってしまう
[PR]
by asaasa-archi | 2009-07-16 23:34 | 映画・TV