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「黄金のアデーレ 名画の帰還」(DVD)を観た。

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劇場で見逃した映画だったので、レンタル開始を待ってすぐに観た。

「ナチスに奪われた世界的に有名なグスタフ・クリムトの名画を取り戻すため、オーストリア政府を相手に返還訴訟を起こした女性の実話を基に描いた人間ドラマ

この物語は二つの軸をなしていて、ひとつは画家クリムトが1907年に完成させた「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Ⅰ」にまつわる家族の歴史。
もうひとつは、老人になったアデーレの姪マリアと新米弁護士のランディが一緒に このクリムトの絵の相続権をめぐる法廷闘争。
このふたつが、上手に編みこまれ、過去から現在へと流れる時間軸とLAからウィーンへと至る地理軸をなす構成。」



まずは、名作。

失われた悲しい過去の一端を取り戻したいと思う老女の気持ちの機微が丁寧に描かれていて、彼女がなぜここまでしてこの絵を取り戻したかったのかが、手に取るようにわかった。

理不尽に奪われた家族や財産を思うと、人生の最期にするべきことは何か と思ったのであろう。

美しいウィーンの街並みからパンして、セピア色の映像の過去が表れてくる構成で、それが自然にめぐってわかりやすく作られている

法廷闘争は かなり単純化して描かれているが、長い年月を要したことから想像すると、大変な辛苦があったと思う。

音楽もオーストリアづくしで、楽しめる。

二回連続して観てしまった。

「あなたを抱きしめる日まで」のジュディ・デンチとスティーヴ・クーガンのコンビを彷彿させるが、題材の違いからか明るいタッチになっている。


98点

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あらためてクリムトの画集を見てしまう。


zzz
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by asaasa-archi | 2016-05-30 10:19 | 映画・TV