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天空の蜂 を観た

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とにかく圧巻

題材が大きすぎるので、講評は分別して書かないと難しい

まずは原作
東野圭吾が95年にこれを書いていたとはなんともすごい洞察である。
私たちも3.11以前にこの映画を観ていたとしたら、それほど現実味を帯びた感想を抱かなかったはずである。
もはや物語上の出来事ではないくらい切迫した問題だと誰もが思ったはずである。

次に脚本
スピード感が半端なく、犯人がおおよそわかっていたにも関わらず、緊迫した運びはみごと
ただ最後の隠れた犯人がでてくるドンデン返しは、東野独特で納得

キャスト
申し分ないが、江口洋介の妻役は、残念
感情表現が下手すぎ

カメラ
ヘリの救出の場面は、最近見たことないくらいの最高レベル
手に汗握る とは このこと

監督
難しいテーマをスプーンですくうがごとく さぁーっと描く感性と技術はやはり見事というべき
単純に勧善懲悪ではない この不条理極まりない題材を2時間強で描ききることはできないことを知った上で、犯人を必死で追う警察、救出に命をかける自衛隊、反対賛成で村を二分された原発地元民、仕事を全うしようとする電力会社社員たちの人間模様に置きかえつつも背景には 存在する不条理をちらっと見せるあたり、上出来と言えるだろう。

95点







zzz
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by asaasa-archi | 2015-09-19 21:31 | 映画・TV