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みんなのアムステルダム国立美術館へ を観た。

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これは、映画という枠にあてはめているが、ドキュメンタリーだということだ。
NHKとかのドキュメンタリー番組を、映画というスクリーンを通して2時間弱のスペースに収めた作品と思っていいだろう。
だから、台本があって、監督の意図があって、なにかしらの感動を呼ぶ というものではない。

映画として評価するならば、よくもまぁ、実際の出来事をまるで映画のように撮れたなぁ。。という変な驚きがある。
舞台が最高峰の美術館であったことが、幸いしているし、音楽も素晴らしいので、映画っぽくなっているがやはり、TVのドキュメントでやったほうが、いいよね。
ということで、映画としての評価は30点。

では、ドキュメンタリーとして評価するならば、2時間弱では、はしょりすぎてすべてが消化不良だ。
ということで評価も30点。



予告編は素晴らしい出来なので、85点

日本でまさに起こっている国立競技場問題と似ているので、そこらへん的な意見ならばいくらでもあるだろうが、そこはすり替えないで映画の感想を述べてみる。

まずは建築家 
コンペで選ばれているので、作品には自信がある。特に美術館を横断する自転車歩行者道路計画を、今ある道路を三つに分けて左右を自転車歩行者用 中央を美術館地下に入るエントランススロープにしたことがコンペで勝った理由なので、そこにもかなりの自信がある。

市民運動家
そこの自転車道路が狭すぎると運動になる→そこを解決しようとすると今度は障がい者団体が車いすを優先すべきと猛反発しだす。結局 暗礁に乗り上げる。

市の環境局
細部にわたり色、材質について、質疑応答がなされ、フランス人デザイナーともめる。

館長
忍耐の限界がきて、辞職

再び建築家
美術館本体よりも自転車道の問題で右往左往させられ、気が狂いそうになる。じゃぁなんで俺をコンペで勝たせたんだ!と怒る。

何年も工事がとん挫

こういう断片的な出来事の切り張りでできているので、途中に寝てしまいそうになる。
なぜならば、台本があって構成がされているわけではないので、間延びしたところと端折ったところとまぜこぜになって、観客を戸惑わせるのだ。

あっというまになぜか10年が経って、完成するという流れ

現実ってむなしくて滑稽 っていうのが、一言でいう感想かな。
監督をたてて、台本をちゃんとつくって、いい役者で演じれば、とても面白い映画になったのに・・・残念





zzz
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by asaasa-archi | 2015-04-02 12:35 | 映画・TV