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女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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ヒースロー置き去り事件について思う。

50代男性が添乗員つきツアーに参加し、スペインなどを旅行し帰国の際イギリスのヒースロー空港で手荷物検査に手間取り、成田行きの飛行機にひとり乗り遅れ、なんとかがんばって次の日に帰国した。
彼は旅行会社を相手に慰謝料などを請求するという裁判をおこした という事件。

数年前からヨーロッパではテロが相次ぎ、手荷物検査、イミグレーションなどの通過に時間がかかることがある。
手荷物検査については、無作為といえども、パスポートの出入国が多い添乗員などが選ばれるケースが多いのだが、添乗員付きのツアーに参加するような海外旅行初心者が選ばれるとはなんとも不運だ。

スーツケースを全てひっくりかえしたように全て検査される添乗員さんをみかけたことがあるが、それは大変だ。
特に言葉が不自由ならばなおさらだろう。
そして、飛行機にひとり乗り遅れたなんて、本当に不運としか言いようがないほど気の毒である。
怒りの矛先をどこに向けていいのかわからないだろう。
だからさしあたって旅行会社を相手に裁判をおこしたのだと推測する。

海外旅行初心者にとって、ひとりで異国の空港に取り残されるなんて恐怖感maxだと思う。

ワタシは日本語以外は不自由だが、海外に個人旅行するのは不自由ではない。
なぜならば、ある程度、海外の旅に慣れているからだ。

つまり空港の出入国の段取り、だいたいの配置、時間配分など経験でわかっているからだ。
これらは、だいたいどんな空港でもさほどの差がない。
(ただしパリのシャルルドゴールはウイングがふたつあって、それを結ぶ通路がわかりにくかった)

だからトランジットもひとりでも大丈夫だ。
英語の案内表示さえ理解できれば、行き着ける。

もちろん最初は空港がわからなくて添乗員やら現地係員がいなければアウトだった。

その男性もこれに懲りずにもっともっと旅行経験を積めばどうってことはなくなる。

それに英語が話せないといっても、日常的に使う会話は だいた have か can の中学1年生の英語を思い出せば通じるようにできている。

例えば 日本語を話せる人いますか?というのは
Do you have Japanese speaker?だって通じるし

チケットがありますよ!というのは
I have a tichet. でいい。

ここで両替できますか?は
Can I exchange here?だって通じる。

多少 変だって 通じればいいのだ。
だまって 右往左往するよりもずっといい。

彼の怒りもわかるが、そこを乗り越えて、今度はより優秀な添乗員付のツアーを申し込むのではなく、添乗員なしのツアーで経験を積む というような方法で克服するという手もあるのだ。

50代だったら、まだまだ がんばれる。

がんばってひとりで帰ってきてください と言った添乗員に腹がたったかもしれないが、がんばって添乗員なしの個人旅行ができるようになってほしいと 旅行好きのワタシとしては、望むのだ。



zzz
by asaasa-archi | 2013-06-06 17:13 | 旅行