女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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お仕事の話

昨夜、長々とブログを書いて、もうちょっとで送信ーってとこで、雷さんと大雨で、突然停電してしまった。

パッツウンと全ての電気が消えて、当然パソコンも消え、呆然・・・

おぅぅ懐中電灯はどこだぁ

ともぞもぞしているうちに回復

強制終了されたブログはもちろん どこかにさよならした。

で、昨夜はそのまま寝ました。

本日はワタシのお仕事を紹介します。

大学の建築科を卒業し、地元の設計事務所に就職し、その後、ハウスメーカー、工務店などと仕事を渡り歩き修行をかさね、40歳で 一級建築士事務所を開設したのだった。

もちろん、ワタシひとりで、しかも自宅の自室にパソコン1台 プリンターのみから始めた。
但し、CADを使って作図するため、どうしてもソフトが必要。

汎用CADは無料のJWだが、作業効率を高めるためには、専用ソフトがどうしても必要で、これが、ものすごく高額(180万円)だったが、銀行から借入し、これを購入した。
7年で返済はおえた。

お金はなく、tel&FAXは自宅で使っていた感熱紙B4をそのまま使ったが、それほどの不自由はなかった。
コピー機はなし。
近くのスーパーに1枚50円とかで、その都度コピーをしにいっていた。
さほど頻度は少なかったから、何年かはそうしていた。
節約していた。

コネなし、カネなしの全くのゼロ出発だったからだ。

1年間はいろんな会社にDMを出しながら、インテリアコーディネーターの講師+工務店の図面書(派遣)でしのいだ。

講師は1時間授業で3500円 1日4時間が限度だ。
立ちっぱなし、喋りっぱなしはかなりきついからだ。

派遣の図面書は、いつもやってきた仕事なのである程度は楽だった。
図面書といっても、トレースのような単純作業ではなく、平面図をもとに矩計図や展開図をおこす作業で、これは時給3000円だった。
これは8時間働けた。

もちろん専門的な仕事なので普通の派遣よりは時給は高かったが、せっかく独立したのに、いつまでこれが続くのかという不安はいつも抱えていた。

今考えると、よくもまぁ、会社をやめて独立しようという勇気があったと思う。
mysonが小学校4年くらいだったので、生活費に不安があった。

まぁ、だめならば、また会社勤めすればいい という気持ちもどこかにあったのかもしれない。

で、1年間DMを出し続けたら、ある大手のハウスメーカーから電話がかかってきた。
確認申請の委託業務の依頼だった。

で、あっとう間に委託契約する運びとなり、月に3件程度の申請業務を請け負うことができた。
当時は1件につき13万円くらいだったので、そこそこのギャラが入りだした。

そしてさらに、地元のハウスメーカーに営業にいったら、ちょうどインテリアコーディネーターを探していたとのことで、ここもあっという間に委託契約できた。
ここはコーディネーター+確認申請業務で 1件につき10万円くらいだったが、月にやはり3件程度のお仕事をいただけた。

もうワタシは一気に 月に70万円くらい稼げるようになっていた。

もうこのまま 設計のお仕事ができなくても、確認申請だけで食べてけるかなぁ・・なんて不覚にも思い出した。
それが1年くらい続いた。

で、そうこうしていたら知人が自宅を建てるという話が舞い込み、ワタシに設計を依頼してくれた。
そこからは、紹介続きで数件、あっという間にお仕事が続いた。
現場見学会なども地道にやって、今までずっと、お仕事が途切れることなくやってこれた。

前記の確認申請業務は、すぐに縮小することができた。
もちろん、確認申請業務も建築士の仕事なのだが、やはり独立した以上は、設計監理1本でやっていければ建築士冥利につきる。

最近では、インターネットが普及し、webから、お仕事を依頼されるお客様が大半となった。

そうこうしているうちに、12年がたっていた。
mysonも成人し、いつの間にか家からいなくなっていた。(大学生だが)
コピー機も独立して3年目くらいで購入し今は2代目を使っている。

まさに、ワタシの腕1本で、やってきたというわけだ。(細腕ではないが・・)

でも、これからどうかは、わからない。

来年は一切仕事がないかもしれない。

設計監理の仕事は 1回限りのお仕事で、また来年もお願いしますね ということはないからだ。

だから、いつもドキドキだ。
だから、お客様を大事にし、紹介していただけるように心がけている。
だから、いつも新しい感覚を忘れないように、常に常識で固まらないようにしている。

退職金もないし、年金も国民年金だ。
息子はいるが、あてにはならないし、とりあえず、あてにもしないつもりでいる。

いくら設計の仕事が好きだからといって、会社勤めをすれば安定するのに、なにも綱渡りのような人生をおくることもない と思うときもちょっこしあるが、やはり、会社勤めであれば、自分が設計しても会社の設計ということにある。

ワタシは名無しになる。
だから、独立したのだ。
自分の名前で設計したかった。

この仕事が好きだ。

家を設計し、完成する瞬間がゾクゾクするほど、好きだ。

人様の家なのに、自分の家だと思うことがよくある。

これが、ワタシの仕事の話だ。

おつきあいしていただき ありがとうございます。


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by asaasa-archi | 2012-07-07 23:51 | お仕事