女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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お仕事と敬語

母は三箇所のデイサービスの施設に毎日交互に通っている。

それぞれ担当の相談員の方がいらっしゃって、連絡事項などはその方とお話できるようになっている。
みなさまとても、親切で良い方ばかりなのだが、そのうちのおひとり(30代男性)の方の言葉使いが、ものすごく綺麗なのである

母のことは名前に「さま」をつけて呼ぶし、電話の最後には「かしこまりました」と言う。
「さん」つけで呼ばれることも多いし、「かしこまりました」 よりは 「わかりました」 のほうが多く使われるので、最初は あまりにも綺麗な敬語を使われるので、こちらがかしこまってしまったほどだった。

高級デパートとか高級ホテルにでも行かない限りこういう綺麗な敬語をきくことはあまりない生活を送っている。

ワタシもお客様商売なので、ご夫婦の方には「ご主人様」「奥様」と呼びかけるし、「了解しました」などという俗っぽい返事はしないで「承知いたしました」とか「承りました」とか、答えるように心がけているし、お客さまが、自宅に打ち合わせに訪問される際には、必ず駐車場までお出迎えにいくし、お見送りもする。

社会人としても基本であると思っているからだ。

が、最初からこういう礼儀を身に着けていたわけではない。
もともと新卒で入った会社では、設計部門にいたので対外的に電話を取る事もなかったので、こういう接客言葉の研修などは受けたことがなかった。
それ以後も社外からかかってきた電話をとることもなかったので、恥ずかしくも敬語をまともに話せない大人になっていた。

仕事と敬語の深い関係はかかせない。

子供が学校にあがり、教師と話すことが多くなると、敬語をまともに使えないと、やはりまずい。
家庭に上流下流があるとすれば、経済的なことではなく、言葉使いで区別されるからだ。

たとえ貧乏でも、言葉使いが美しく、食事の仕方が綺麗ならば、上流なのである。
お金なんて、これからいくらでも稼げるが、小さいときから身についた躾はなかなか直せない。

これは正しい世間の基準で、ワタシも、mysonが結婚したいというお嬢さんをつれてきたら、言葉使いと、箸の使い方をまず、見てしまうと思うのだ。

大正生まれの母は なんでも「お」をつけた
「おにんじん」「お野菜」「お机」などで、ワタシはそれに反抗し、ばかみたいに「お」をつけることはしなかった。
山の手の奥様ではなかったので、父に対して敬語を使うことはなかったが、父のことは他人には「主人」と呼んだ。

まるでご主人様と召使のようで、ワタシはそういう呼び方があまり好きではなかったので、結婚していた頃は「夫」と他人には言った。
が、まだまだこの頃 夫の呼び方を「夫」と呼ぶ妻は少なく、みなから奇異の目でみられたが、専業主婦ではなく、職業婦人(この呼び方も古っ!)であるという自負の表れだったのかもしれない。
もちろん結婚指輪も会社にはしていかなかった。

今考えるとそうとう 頑なな態度だったのかもしれない。

若かった。

言葉使いには、こういう意思の表れという意味もある。
わざとぞんざいな言葉を使って 意思を伝えたいときもあるからだ。

が、家のなかで喧嘩してぶちきれたときは、きたない言葉使いのほうがいいときもある。
だって、綺麗な言葉使いでは、やはり喧嘩したときには迫力にかけるからである。
だまってしまうよりは、ぶちまけたほうが、あとくされも少ないし・・

いつも美しい言葉を使うなんてことは、現代ではなかなか難しいので、ムリをしなくてもよいが、仕事とか、学校とか、ここぞという大事なときには、やはり綺麗な言葉で話せたら、素敵なことだと思うのだ。

相手に対して敬語を上手に使うということは、相手だけでなく、自分の格をあげることにもなる。


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by asaasa-archi | 2011-09-25 22:24 | お仕事