女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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整理収納アドバイザーって何?

先日お客様とショールームに行った際に、突然「おばさまのような方」から声をかけられた。
お歳のころは多分ワタシより上 ・・

「わたくしこういうものでございます。」と言って名刺を出した。
そこには「整理収納アドバイザー」という肩書きが書いてあった。
「御用がありましたら、打ち合わせのあとにでも、お声をおかけください。」といったので、軽く会釈をし、打ち合わせに戻った。

新築するために床材なんかを見にきている私たちに、整理収納アドバイザーの方がどういう御用があるのかがさっぱりわからなかった。
第一 これって資格なのか?それともただ勝手に名のっているだけなのか?
そのへんも、判らなかったし、整理収納にアドバイザーって意味不明じゃ~と思った。

名刺にHPが記載されていたので、さっそくその「整理なんちゃらアドバイザー」というものを調べた。
お~なんと1級やら2級やらがある社団法人認定資格のようだった。

世のなかには数々の資格があふれ、その大半がとっても仕事にはならず、資格取得講座で儲けるような構造になっている。
まぁ、資格取得が趣味のかたもいるので、知識や見聞をひろめるにはいいものである。

ワタシが就職して間もない頃にインテリアコーディネーターという資格ができた。
もちろん国家資格や独占資格ではなく、ただの社団法人認定資格だ。
だから取得したら一生ものの国家資格と違って、5年に1回数万円の更新料を払わないと資格が没収される。

男性社会中心の建築業界では「インテリアコーディねーちゃん」といって影で揶揄する人も数多くいた。

ところがどっこい、この資格 めちゃ難しい。

アカデミックに系統づけられた国家資格の二級建築士よりも難易度は高いのではないかと思うくらいである。
出題範囲が広いのだ。
だから、資格取得学校でも、このインテリアコーディネーターの講座は50万円くらいするところもあった。
講師をアルバイトでやらせていただいたこともあるので、あまり悪口は言えないが・・

ところが、何十年もたって、このインテリア資格はある一定の意味をもつことになる。

それは、建築士というのは、専門の高校とか大学をでない場合8年とかの実務実績が必要となり、途中から資格をとり建築業界で働きたくても、資格取得にはほど遠く、特に女性の中途進入の道は閉ざされていた。

だが、このインテリア資格をとり、建築業界で働けば、8年くらいは十分専門的な仕事もさせてもらえるし、そのあと二級建築士受験という道も開ける。
中途でこの業界にはいる道筋となれる大事な資格と今ではなった。

整理収納にフツウの主婦がお金を払って家庭の整理をアドバイスしてもらうことについては、賛否両論あるだろう・・
だが、これもできたばかりの資格であるので、まだまだわからないし、もしかしたらインテリアと同じように、何十年かしたら、重要な意味をもつ資格になるのかもしれない。

なんたって女性は強い。
男性中心社会で今まで踏まれ続けていたのでその精神は雑草のごとく強靭になっている。
同じ仕事をしても対価は安い時代が続いていた。

ワタシも新卒で入った会社で同期の大卒男子とは給料が安かった。
まったくもって、いわれのない差別だった。
それでも設計士として会社に入れただけ良かった。

ワタシよりも上の年代の大卒女子は、建築科をでても企業の求人はなく、しかたなく大学院に進み大学の教師になるか、同業の夫と結婚し、夫の主宰する設計事務所を手伝う意外道はなかった。

どんな資格だっていいのかもしれない。

チェレンジすることから始めなければ前には進まない。

建築ばかりやって、世間にうとくなっているんだなぁ・・・


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zzz
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by asaasa-archi | 2011-09-12 23:15 | お仕事