ヤフオクをなにげなく見ていたら懐かしいCDをみつけた。
ガル・コスタのアルバムだった。
ワタシが大学生だった1970年代後半から1980年代前半は、オリビア・ニュートンジョンとか、メロウサウンドと呼ばれたボズ・スキャッグスなどの明るく軽快な音楽がはやっていて、主にサーファーやサーファーファッションの若者にはすごい人気だった。
そしてディスコティック全盛期の時代で、当然のことながらディスコ音楽と呼ばれた、アースウインド&ファイヤーやヴィレッジピープルも大人気だった。
アースウインド&ファイヤーの曲を聴けば今でも、新宿や吉祥寺のインディペンデントハウスで踊り明かしたステップが蘇ってくる。
ある日タワーレコードをぶらついていたときに、ふとみつけたのが、このガルコスタのガルトロピカルというアルバムだった。
ブラジル音楽など聴いたことがなかったが、なにげなく買って聞いたら、すごく気に入り、何回も聞いた記憶がある。
もちろんCDなどは、当時存在すらせず、レコード盤だった。
最初は笛の音から始まり、ボサノヴァの熱く軽やかで、情熱的な音楽に一瞬で魅了された。
あまりにも感動したので、いきつけの喫茶店で
「ガルコスタってすごく良かったよ。」という話をしたら
「ボクもガルは大好きです。」と言った男性がいた。
彼はその喫茶店の常連で、顔は知っていたが、話をしたのはそれが初めてだった。
それから、延々とボサノヴァの話になり1時間以上も話し込んでしまった。
当時のワタシはボサノヴァを聞いたのはガルが初めてで、
好きなアーティストはユーミンだったが、大人の彼には、とうていそんなことは言えなかった。
ボズなど軽薄な音楽だと言い切り、やっぱブラジルトロピカルが最高でしょーなどと、背伸びをし必死で彼の話に相槌を打っていた。
何ヶ月かたち、やがて、彼とワタシは恋人同士になった。
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