女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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「ノルウェイの森」を観た。

これは、絶対に原作を読んでから観たほうがよい。
フランス人らしく、画面が非常に美しく、西洋的なのであり、原作にとても忠実に作ろうとした意図がみられた。

原作+この映画で この作品はひとつになっているともいえる。
つまり、このふたつを体感することで、村上作品が理解しやすくなるような気がした。
もちろん監督の意思というフィルターを通しての理解ということになるが・・・

若者たちが、異性を知り合いお互いを理解したり愛し合ったりするのに、性交渉を無視することはできない。
愛とはプラトニック+エロスという両面性を持っているからである。

ワタシはこの映画をみて、主人公ワタナベくんが、直子とミドリとの恋愛を試行錯誤しながら、愛の本質をみつけようと必死になる姿が鮮明になったと思った。
永沢さんとハツミさんも、若者が恋愛という試練を乗り越えようとする姿がうきぼりになった気がした。

監督は、この難解な作品をより噛み砕いてみんなに示したかったのではないか。

それにしても、雨の風景、雪の景色、風 ともにとても上手に画面に取り入れているし、一つ一つのカメラアングルが、絵画のようである。

菊池凛子の演技も素晴らしい。
マツヤマケンイチはワタナベくんとぴったりだ。

全体的にモヤがかかったような文章を、この監督はみごとに表現できていた。

新しい映画の登場ともいえる

原作を読んでから、是非観て欲しい。
二部作を堪能できる。
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by asaasa-archi | 2010-12-20 16:11 | 映画・TV