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借りぐらしのアリエッティ を観た

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森の中の古い別荘で、洗練された童話を読んでいるような感覚に陥った。

小人のアリエッティは父と母の3人家族で、古い洋館の床下に住んでいた。
夜になると、その家の台所から食料をほんの少々借りて暮らしていた。
だから、借りぐらし という題名がついている。

でも、アリエッティの住まいはちゃんとしていて、彼女の部屋のカワイイ
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14歳の好奇心あふれる普通の女の子が、洋館の庭をかけめぐったり、母の洗濯を手伝ったりする活発さが初々しくてほほえましい。
父は強く、母は家庭的である。

そこの洋館にやってきた病弱な人間の少年との心温まる交流もほのぼのしているが、所詮はほろびゆく小人の宿命がある。
ただの小人で、妖精でもないし、魔法も使えないからだ。

淡々と物語が進み、やがて少年との別れがやってくる。

最近の映画は衝撃的でこれでもか、これでもかと言わんばかりに濃い味つけに仕上がっているものが多いが、これは、美しい夢をみているかのような、さらりとした肌触りのよい観ごこちであった。

アリエッティのスリムな体が飛び跳ねる様は美しく、さすがジブリ作品で心にさわやかな風がふいた。

疲れたときにはもってこいの作品である。
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by asaasa-archi | 2010-07-21 21:38 | 映画・TV