女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

archiasami.exblog.jp
ブログトップ

コレカラ世代のリフォーム

30代で新築 というのは圧倒的に多いと思うのだ。

長男だからとか入り婿だから親と同居する慣習は都市部から徐々に減少し、もう地方都市でもあまりみられなくなった。
同居する家族はあるが、長男だからという理由ではなく、土地を買うお金を節約したいとか、老親を一人にできなくなったという別の理由が存在している。

これは世界的にみても当然の方向で、アジアやアフリカ大陸の未開の地ほど家族集団が多く、先進国ほど、1家族制が浸透している。
文化が発達していなければたくさんの人数で暮らさなければ生活できないのは当然で、大人数で暮らす摩擦よりも生活を安定させるほうが優先されるからである。

親世代として別になげくこともない。
子離れすればすむことである。
なぜならば、子供は結婚した時点でとっくに親離れできている。


30代で新築し、子育てが終わり、50代になった夫婦は、もうその家を建替えることはない。
子供たちがいなくなり、広すぎて困っているくらいだ。
生きる力がみなぎっている30代に比べ、夫婦二人の老後の生活の安定を求める50代は違う。

だから心地いい住空間を求めリフォームする。

30代の新築したころには、そうお金もなく、思うような家にはならなかったが、今度は思い切って、やってみようと思う。

部分的でいい。
広さも必要ない。
でも、もう安っぽいものは、いらない。

今回のプチリフォームでは、奥様の念願だった、7角形のアルコーヴを作った。
外装も手を抜かず、最高のものを使った。
内装は大正ロマン風のものをイメージして思いっきり凝った。
床材も最高のものを使った。

既成概念やら、無難という言葉は捨て去った。

50代は今まで、仕事でガマンし、子育てに奮闘し自分を主張することができなかった。
が、もういいだろう。

たった20㎡程度の空間だが、自分を解放し自由にイメージした。
老後の終の棲家などという、枯れた発想ではない。
自己実現だと思う。
こういうパワーはまだまだ健在だ。

親離れした子供にお金を残す必要はない。
自立したからだ。

コレカラ世代のリフォームはこうあるべきだと思う。

プチリフォーム日記 ご覧ください。
[PR]
by asaasa-archi | 2010-07-02 22:38 | お仕事