女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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かりんとう饅頭

その袋には「かりんとう饅頭」とかかれていた。
1つづつ和紙もどき袋に入れられたそれは、赤ん坊のこぶし大より少し小さめの綺麗な半円球だった。

皮というにはかなり硬く、口のそばに持っていくとまんまかりんとうの匂いがした。
それは香ばしい少し焦げたような黒糖が使われているのだろうか。
食欲をそそる甘い香りだった。

フツウの饅頭を食べるようにして噛み砕こうとしれもおおよそだめだった。
爬虫類のような硬い皮に覆われているような風だった。

再度口に含みいっきに歯をあてた。
ガリっという音とともに饅頭は二つになり、むっちりとさほど甘くないこし餡が現れた。

薄いがカリカリとしたその皮がまさしく「かりんとう」のようなのでこのように命名されたに違いない。

砂糖は控えているが、ねっとりとしたそのこし餡は風味があり、口のなかですぐに溶け出して饅頭特有の甘ったるさが後にのこらない。

そして最期にこげた黒糖の風味だけが口に残って、もうひとつついつい食べたくなる。

いやいや、やめておこう。

美味しいものは物足りない分量でちょうどいいのだ。
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by asaasa-archi | 2010-04-11 00:05 | 生活