女性建築士のブログ 普段どおりの毎日

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あいのり

10年近く放映されて、先月幕を閉じたTV番組だった。
ここ何年かは観なくなっていたが、数年前までは、楽しみにしていた。

皆さんご存知だと思うが、一般公募の男女7人がラブワゴンというバスに乗って世界中を旅しながら、「自分探し」やら、「ピュアな恋愛」を体験していくのだ。
最終的には、好きになったら、告白して、成就したら二人で一緒に日本に帰り、振られたら一人帰る という約束になっている。

旅の一部始終をカメラが追っていて、若い男女の飾らない日々があからさまになっている。
男女7人のみが外国貧乏旅行という非日常の中におかれ、ある意味7人の個性が浮き彫りになって、TV画面を通して視聴者は蚊帳の外からその7人を観察したり、批評したりできるようになっている。

もちろん私たちはTVドラマを観るときでもでも同じようにしているのだが、ドラマとちがっているのは、なんの脚色もない素の恋愛だということだ。

なぜこんなに引き込まれて観てしまうかというと、
「あ~なんで、こんなこと彼に言っちゃうかなぁ~」とか
「素直になんなよ」
とか観ていてイライラしたり
「ほらほら彼女は好きになりかけてるんだから、もっと押せよ~」
とか、恋愛のテクニックが蚊帳の外にいるからこそ手にとるようにわかるのだ。

蚊帳の外にいなくても、もっと冷静になったり大きい目でみたりすれば、わかる男女の心の機微なんだけれど、そこが恋愛のオモシロイところで、絶対に冷静に相手のことも自分のことも見えたりしないのだ。
なぜなら、心に火がつきボーボー燃えているさまを恋愛と呼ぶからだ。

Love is blind.

恋が成就して二人で日本に帰ってから先、その後のことはどうでもいいと思う。

夢からさめて、浦島太郎はいっきにおじいさんになってしまうからで、それならば、いっそ振られて、美しい夢を抱いたまま、現実を生きたほうが幸せだったりすることもある。

恋というものは、そういうふうに人に夢を抱かせてくれるもので、きびしい現実を生きる希望であるからだ。

だから恋は結果でななく、そのプロセスに意義がある ということなのだろうか・・・
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by asaasa-archi | 2009-04-26 00:11 | 映画・TV